東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

フリートレースの振り返り

2022年03月18日 20時03分10秒 | レース反省
お世話になっています。3年470クルーの加藤です。

前クールの土日に開催された関東470フリートレースについての振り返りを綴っていきたいと思います。
全6R
4791 高原ー工藤 12-17-26-14-13-7 計89点
4692 調ー加藤 13-30-nsc-24-21-22 計156点
4579 吉田ー阿比留 34-21-20-25-26-31 計157点
4452 藤田ー丸山 26-33-27-32-28-27 計173点

今回のレースを振り返ると、葉山に来て初のレースとなって海面にもあまり慣れていない中、色々と動作の粗が現れることが多いと感じました。今回はリーチングを走らないコースだったため、まだ差が大きくつくことはなかったですが、その後のコース練でリーチングホイストがうまくいかないことが多かったため、より動作を当たり前にできるような意識を持って今後の練習に向き合っていくべきだと思いました。今回のコースの振り返りですが、シーブリーズの南風の時間が長く、ポートスピードと
ブローを噛むようなコースを引くことが重要でした。ただ、実際コースを引く際前のブローを見ながら引くことがあまりできなくて、目の前のブローに気づいてできるだけそのブローを噛むようなタックをすることしかできませんでした。またエンドまで出しすぎて、見た目が良くなってから返すことをしていたが、途中で寄せればゲインを確定させることができたので、今後のレースではゲインを確定できるタイミングを予想して寄せることを意識してコースを引いていきたいと思いました。

他大学との成績をくらべて、一個上との点差が開いていたのでまずは文字をつけないことがもちろん、カットレースであることを考慮すると2回以上30代の順位を叩きすぎないことで上位艇団に近づけることができると思いました。また、レース間で自分の点数のことを考えていなかったので走らせながらターゲットと定める他艇を意識したコースを引けるようになりたいと思いました。

総じてこのレースが自分の成長のきっかけになってくれると思いました。今後の大会前のレースの数も少なくなっていくので、一個一個しっかりと向き合っていきたいと思います。


無念

2022年03月18日 14時28分45秒 | 遠征ブログ
お世話になっております。
クルーザー班主将の青木維摩です。

3/12-13に蒲郡で行われたANIORU’S CUPに参加してきました。
コロナ禍でANIORU’S CUPの開催に尽力してくださった学連関係者の皆様、誠にありがとうございました。

結果は神戸大学に負け、優勝を逃してしまいました。
ヘルムス歴では大きな差がありましたが、勝てない相手ではなかったと感じています。

フォアデッキの下級生はレースを通して成長し、結果に貢献してくれました。
バウマンの新2年関根は、1日目こそ慣れないスタートのリードに悪戦苦闘しレース結果に責任を感じていたと思いますが、2日目は持ち前の要領の良さを発揮し上手くリードしてくれました。
マストハンドの新3年松尾は、ディンギー班から助っ人としてきてくれましたが、萩原とコースを相談し的確なタクティクスをしてくれました。また、レースに慣れていない新2年生二人をサポートしフォアデッキに安定感をもたらし、助っ人として完璧に振舞ってくれたと思います。ありがとう。
ピットの新2年友成は、ピットの幅広い役割と判断をミスなくこなしてくれました。正直ピットをやり始めた時は非常に心配でした(笑)が想像以上の成長でした。ドライブチームのサポートやミスが許されない動作など目立たないポジションですが、彼の頑張りが肉薄したレースを作ってくれたと思います。

さて、自分が考える敗因ですが間接的な原因1つ、直接的な原因1つに分けられると思います。

まず間接的な原因ですが、「自分と萩原が攻め切らなかったこと」があると思います。ヘルムスマンである自分は勝っている回航で過度にマークタッチを恐れ、神戸大学に付け入る隙を与えてしまっていました。タクティシャンである新4年の萩原は勝っている展開で過度にレイラインが足りないことを恐れ、数艇身失ってしまっていました。二人とも過去のレースでトラウマになるような回航ミスやレイラインの判断ミスをしてきて、守りに入り過ぎていました。

次に直接的な原因ですが、「明らかなランニングの艇速差」です。どうしようもできないくらいの艇速差がありました。神戸大学は特別なことをしていたわけではなく、ただただ基本に忠実でした。逆に東京大学は基本を詰められていなかったのだと思います。スピンのシェイプが艇速に大きな影響を与えるにも関わらず、自分も正解がわからないため普段からトリマーの新3年伊東をコーチングできていなかったことが敗因です。彼のポテンシャルに任せすぎていたこと、彼が成長できる環境を自分が作れなかったことが敗因です。ランニングの遅さについてはANIORU’S CUP前から薄々気づいており、トリマーのOBを積極的に呼び改善を図りましたが、根本的な解決には繋がりませんでした。


結局、最終レースのフィニッシュ手前5-10艇身のランニングで捕まり、優勝を逃しました。
去年の全日本選手権が思い出されます。最終レースで5位入賞を逃し、今回同様に悔しい想いをしました。

もうこんな想いは懲り懲りです。全日本で目標達成できるように一から見直していきたいと思います。

自分と萩原は引退していますが、来年のANIORU’S CUPは勝って我々の無念を晴らしてほしいです。

クルーザー班主将 青木維摩

あと2週間しか

2022年03月18日 06時57分21秒 | 通常練習

お世話になっております。新2年470クルーの山本航平です。

今週の練習報告をさせていただきます。今週は葉山に移って初めての練習でした。葉山は気温が高く、「やっとヨットに乗る季節になったなぁ」なんて考えていました。南風は強くきれいで、とにかく気持良かったです。その一方、葉山に練習拠点を置く大学には早稲田や日大に代表されるような強豪校が多く存在し、合同のコース練習や週末のフリートレースでは、自分たちは確かに春合宿を通して成長しているものの、その目指しているレベルに対してまだまだであるということを痛感させられました。

また、自分自身の課題も浮き彫りになったクールでした。葉山に来てからは初めて同期のスキッパーと乗るようになりましたが、今まで先輩スキッパーのロボットになっていたふしがあり、特にコース練習だとスタートの列に並ぶことすらままならず、これはまずいと思いました。また、同期のクルーの阿比留と話して、そろそろ動作以外の部分を詰めようと言われて、そのレベルと意識の高さに驚きと焦りを覚えました。もう5クール終わったのに、まだまだ自分の予定していたほどの成長はできていません。一日一日の乗艇機会を噛み締めて、残りの2クールを駆け抜けて行きたいと思います。