東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

手応えはあった、でももっとできた

2022年07月08日 16時33分41秒 | レース反省

お世話になっております。3年470クルーの松尾一輝です。

長らくブログを書いていませんでしたが、目標にしていた個人戦が終わったと言うことで、節目の振り返りとさせていただきます。

 

少し戻りますが、春インカレの時は個人的に後悔がありました。

春合宿後の燃え尽きや気持ちの浮き沈みもあって、レギュラー争いの中で妥協してしまったこと、ヨットと真摯に向き合いきれなかったことにすごく心残りがありました。もっと自主練行けばよかった、もっとペア間で衝突を恐れずに意見し合えばよかった。いろんな後悔があり、個人戦までの1ヶ月強は絶対に後悔しないような日々を過ごそうと心に決めました。

 

それから1ヶ月、たくさん自主練しました。広い相模湾に、ヨット1艇だけしかいない日もありました。小松さんはそんな時も毎日来てくださり、走りをつきっきりで見てくださり、マークを1人で何度も打ち替えてラウンディング練習に付き合ってくださいました。本当に感謝しきりません。ペアの高原さんとも、毎回練習するたび互いにどうすれば速くなるか一緒に考えて、すごく濃密な1ヶ月でした。

6月の葉山はほぼ毎日強風でした。おかげで、強風のクローズはかなり速くなったし、ランニングのロッキングも小松さんと特訓したおかげでペアの武器になったと思います。普段のコース練習でも、ランニングでかなり抜けるようになってきて、展開が楽になりました。

個人戦の1週間前くらいの合同コース練習では、トップで回航する場面や早慶を相手にランニングで抜ける場面も出てきて、全個出場が現実的なものとして考えられるようになりました。

 

そして迎えた個人戦。

 

18位と12点差の23位でした。

 

手応えはありました。でももっとできたと思いました。

 

1レース目のBFDから気持ちを立て直して残りの6レース大きく叩かなかったことや、第6レースを6位でフィニッシュできたこと、苦手意識のあった微軽風で前を走れたことなど、良い場面もありました。

でも、

 

BFDのレースに参加できていれば

第3レース、2下でスピンがもぐらず、普通に上げられていたら

 

全個にいけたかもしれないという後悔が重なります。

 

でもそれは単なる言い訳で、どのペアも何かしらのトラブルはつきものだから、ちょっとしたトラブルがあっても前を走れる実力を目指さなければいけないのだなと思います。

「ノーケースノートラブル」は大前提だけれど、それがあっても目標に手が届くくらいのレベルアップを今は貪欲に求めないといけないと思っています。

 

自分達が日々感じつつある手応えを手応えのまま終わらせるのではなく、結果に残したいと改めて思いました。

秋には、何も思い残すことがない状態に達せられるよう、この1ヶ月の密度を保ったままこれからの日々を過ごします。

 

最後になりましたが、LBの塚本さま、天木さま、下重さま、来ていただきありがとうございました。

 

来週末には3年ぶりとなる七大戦が開催されます。優勝目指して頑張ります!!

 

松尾一輝