1年前の関東470決勝は、苦い思い出のかたまりです。
1Rめ、5m程度のあまり強くない風のなかランニングで沈をして、DNF、2Rめ、スタートで第三線で出て、前とどんどん離されて、フィニッシュライン直前でまたもDNF、3Rめだけなんとか得点をつけて、よし明日こそと思ってのぞんだ2日目は強風でAPA。え、おわり??
あれがちかさんの現役最後のレースになってしまいました。
もう自分でもあのレースにどう折り合いをつけるべきか、わかりませんでした。
もうあんな思いはしたくない、あんな思いを後輩にさせたくない。そう胸に誓って、最高学年になりました。
そして、思いがけず、再挑戦する機会をいただきました。
関東470決勝2022です。
お世話になっております。4年470スキッパーフジタイクです。
投稿遅くなり、失礼しました。
さて、先週の土日に行われた関東470決勝のレースについてのご報告です。
以下、リザルトです。
全86艇
4579 調(4年)/工藤(4年) 19 19位
4692 藤田(4年)/下重様 22 22位
4791 高原(4年)/松尾(3年) 23 23位
4452 吉田(3年)/丸山(3年) DNF 87位
4357 安藤(2年)/大橋様 RET
個人戦に向けたペアである加藤が学連に駆り出されたということで、1年前と同じく、ちかさんと出ました。
両日とも平均10mの強風予報、でも関東470協会ならやるだろうな、という風。
1日め、「4-5knot」という海上情報をみてハ?となるが、出艇してみてその意味を知る。
北風と南風がK-1してました。波は白波が立つくらい高くて、風向があっちこっちにかわり、それでいてブローはものすごく強い。沈艇もいっぱいいました。
そこからさらに風が落ちて、なが〜い海上待機。酔いとの戦いです。目の前で「あ、やばいかも」と言ってるちかさんをみてこちらも「あ、やばいかも」てなりました。ちなみに2人とも耐えましたよ。
ようやく南風が安定して入ってきたと思いきや、なんだかミルミル吹き上がります。
オレンジがあがって、スタートラインに戻ろうとしたとき、たっっかい波に体勢をくずし、沈をしてしまいました。
急いで復帰し、スタート6分前くらい。アウターの下まででてピンダウンを一瞬で終わらせ、慌てて並びに行きます。スタート3分前。リサーチする時間がなかったので、空いていた真ん中のアウターよりからそのまま出ました。
あとはもう、一生懸命走らせて、安全にタックして、ロングはちかさんに見てもらって、ちかさんが他艇を見ている時にたっっかい波がきたら叫んで。ランニングも船が安定してからスピンをあげて、安全にジャイブして、攻めた動作をせずにフィニッシュしました。
2日め、前日と同じ予報でしたが、APA。
レース委員長があばらを折ったようです。海に出るのが辛かったのかもしれません。
女子ペア2位だったので、銀メダルをもらいました。
完璧にやるべきことをやれたとは言い難いです。詰めが甘い部分もたくさんありました。
けれど。
1年前のモヤモヤとした呪縛から、解放された気がします。
ありがとうございました。
他にも、レースのために、大橋さま、鈴木さま、古橋さまが来てくださいました。
ハードなコンディションの中、ありがとうございました。
明日からの個人戦も、頑張ります。流れ、キテます!!!
東京大学運動会ヨット部4年
藤田郁