東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

結果が全て

2022年07月07日 23時47分25秒 | レース反省

お世話になっております。

470クルーの工藤光生です。

先週末に470級の関東個人選手権が行われました。

詳しいリザルトについては、以前の投稿をご確認いただきたいと思います。

 

結果を簡潔に申し上げますと、今年の470チームからは1艇も全個にいけませんでした。

 

2日間ともに安定した南風が吹き、インデッキから1.5ピンまで全ての風域でレースが行われました。

1レース目こそなかなかスタートが成立せず、出場艇数の1/3近い船がBFDにかかるということもありましたが、レース運営はほとんど完璧で上マークまでの距離も十分とられたこの上ないレガッタでした。

 

そのレガッタで自分たちの艇は、18位以内に入ることができませんでした。

 

自分たちは誰よりも

全個に行かないといけないと思っていたし、

全個に行きたいと思っていたし、

全個に行くべきと思っていました。

 

でも、行けませんでした。

 

主たる反省は1日目のミスの多さです。

 

1レース目のスタートで下2で出て下ピンの船とのケースに巻き込まれてしまったこと。

2レース目のスタートで風を取りに行く際にスタボポートを避けさせてペナルティを解消し、その際にアフタープラーが外れてしまったこと。

3レース目の2下で半沈をして、スピンハリを切り忘れ1分以上起こせなかったこと。

4レース目のスタートでベーラーを開け忘れ、絶品の下ピンスタートを台無しにしてしまったこと。

 

1レースとして、良いレースができましたと胸を張って言えるレースはありませんでした。

 

ヨットにたらればはないとわかっていますが、

もしどれか1つでもなかったら9点を縮めて全個に行けていたかもしれません。

 

でもその一方でこれだけミスが積み重なってしまうほど、

気持ちの面で準備ができていなかったのだと思います。

 

素晴らしいレース運営だったからこそ、自分たちの未熟さを突きつけられています。

自分はまだ、結果をしっかりと受け止めきれていないと感じます。

 

 

以前申し上げたことがあるかわかりませんが、全個には個人的なこだわりがありました。

 

自分は大学でヨットを始める前、10年以上水泳をやっていました。

水泳生活で一度だけ、個人で全国大会に出たことがありました。

小学5年生の時に出場したジュニアオリンピックカップという大会です。

でも、そこで何位だったのかは、覚えていません。

順位を目指すというレベルになくて、出ただけで終わってしまいました。

 

それがずっと心残りで、、、

ヨットでは全個にいって胸を晴れるような順位を取りたい。

そう思っていました。

 

でも結局、それに挑戦する機会すら得ることができませんでした。

 

 

 

実は水泳をやっていたときの心残りはもう1つあって、

メドレーリレーで出場した全国中学で10位で入賞ができなかった。

というものです。

 

ヨット競技で過去の自分を超えるためにも、

 

「琵琶湖で行われる全日本インカレでは絶対に賞状を持って帰りたい。」

 

 

全日本インカレは琵琶湖で11月6日まで行われます。

このブログを書いている今日からあと4ヶ月後にはちょうど終わっています。

 

その時にこんな鬱々とした気分でいたくありません。

いつまでも下を向いていないで、勝つために本気で取り組んでいきたいと思います。

 

 

まとまりのないブログとなってしまい申し訳ございませんでした。

今後とも応援よろしくお願いいたします。

 

 

470チームリーダー 工藤光生


ここまで来たと思っていたけど、ここまでも来れていない。

2022年07月07日 23時45分00秒 | レース反省


お世話になっております。4年470スキッパーの高原諒です。

今、7/2,7/3に行われた関東個人戦を振り返ってブログを書いています。

個人戦を振り返って書くブログ、4年生だけでも大根田、調、高原、工藤と4人もいて、未練がましい辛いブログが続きますが、新入生の希望に満ち溢れたブログとサンドイッチマンしながらなんとか読み切って欲しいです。。。

なかなか筆を執ることができなくて、結局〆切日の夜になってしまいました。ヨット部の先輩方の引退ブログや秋イン振り返りブログで「ブログをしばらく書く気になれなかった」っていうのを何回かみたことがあります。それを読んだときは小説を読むときみたいに先輩方の心情を理解していた気でいたけど、今やっと本当の意味でわかったといえるのかも知れません。

関東個人戦、引退なんかよりずっとちっぽけなのに。 本気で目指していたからだろうか。



個人戦に向けた練習が始まった当初は、正直クルーの松尾には申し訳ないけど全日本にいけたらアツいなくらいにしか思っていなかった。それは関東の実力者を上から18人並べて、その時の自分たちの実力と実際各レースで何点とるかを考えたら、冷静にそういう気持ちになってしまった。

でも練習を積み重ねていく中で互いに成長し合う感覚があって、だんだんと自信がついて、いつの間にかこれはいけるなっていう確信になり、いかなくてはいけないという信念に変わっていった。蒲郡の海で青字のTOKYOと書かれたセールを上げて、ハイクアウトする未来を思い浮かべていた。実際、1レース目でBFDとった後でも全く諦める気持ちにはならなかったし、最終レースの風が落ちた2上でも先にブローに入ったらいけると思えたくらい本気で目指せていた。

4791にどんな些細な不満も出てこなくなるまで何時間も整備をしたし、部品1個ロープ1本で負けないように全てチェックして、研究の日程調整をうまくして自主練習にできる限り行った。

それだけにただ実力が足りなかったことを突きつけられ、それまでの確信が打ち砕かれることが耐えられないんだと思います。



授業に全然集中できなくてどうしようもなかったので各校上位3艇の合計点を計算してみたら、ここでも打ち砕かれてしまいました。

1 日本大  57
2 早稲田大 146
3 慶應大  287
4 中央大  319
5 明海大  353
6 明治大  356
7 横国大  (363)
8 東京大  370

(横国大は1日目DNCの艇と 2日目DNCの艇があったので2艇のDNCではない点数を1艇の点数として置き換えた)



毎週一緒に練習しているからこそチームのレベルアップは身を持って感じられているし、全日本にいけなかったとはいえ3杯がまとめられたので、期待しながら集計していたんですけど。結局琵琶湖にいけるギリギリの8位。

ここまで来たと思っていたけど、ここまでも来れていない。

やはり周りも同じくらい成長している。周り以上に成長しないと。

なんとかして関東の5位6位の壁を越えて、全日本入賞を成し遂げたい。



自分の胸の中にあるものを吐き出すだけのブログになってしまったけど、今日からもう一回前に進み始めます。

これまでもたくさんサポートいただきましたが、今後も引き続きご支援ご声援のほどよろしくお願いいたします。

高原諒






新入生自己紹介2022 part16 松本悠汰

2022年07月07日 00時00分00秒 | 新入生自己紹介

松本くん、紹介ありがとう。ナイスガイな海の男になれるように頑張ります!

理科二類1年の松本悠汰です。生まれは福島県で、幼稚園の年少までは岐阜県で過ごし、年中から埼玉県に住んでいます。福島と岐阜にいた頃の記憶がほとんどないので、出身を聞かれた時は埼玉県と答えています。なのでこれからも埼玉県出身ということでお願いします。

出身高校は県立浦和高校です。高校の時は野球部に所属しており、上の写真は高二の時に撮ったものです。(今は坊主ではありません)高校時代は部活に集中して勉強が疎かになってしまいました。その結果、1年目の東大受験は見事に落ちて浪人することになりました。浪人時代は駿台お茶の水三号館に通っていました。浦高野球部→駿茶→東大という黄金ルートを通って来たわけであります。

そんな僕は浪人時代、勉強を終えて、夜に校舎から駅まで歩いている途中ふと空を見上げると、星がひとつも見えなくて、なんだかとても悲しい気持ちになりました。以来、僕は星空に憧れを抱いていて、将来は星が見えるところに住もうと決めています。

さて、ここでヨット部に入部した経緯について書こうと思います。

僕は元々、大学では運動部に入るつもりはなく、ゆるいサークルで大学生活エンジョイできればいいなと思っていました。何か新しいスポーツをやってみたく、キャンパスでヨット試乗会のビラをもらった時、遊び半分の気持ちで行ってみようと思いました。試乗会当日も最初はヨット部に入る気なんてなかったのですが、ヨット部の雰囲気の良さに惹かれて試乗会が終わる頃にはまた来てみたいという気持ちになっていました。二回目の試乗会に参加して、ギリギリまで迷っていたのですが、先輩方に激推しされて、何か新しいことを始めるには勢いが大事だと思い、入部宣言してヨット部に入ることになりました。

今はまだまだ未熟者ですが、ヨット部で出会えた最高の仲間達と切磋琢磨し合いながら成長していきたいです!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

次回は、体験練習会でヨットに一度も乗っていないのに入部宣言したり、実はミドルネームを持っていたりと、キャラがとてもとても濃い三上くんです!乞うご期待!