東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

年末って、夕焼けのイメージですよね。。

2022年12月22日 23時36分02秒 | 通常練習
お世話になっております。
3年470スキッパーの安藤です。

早いもので、今年の正規練習は紅白戦、大掃除、東大W杯という恒例の楽しいやつをやって、終了となりました。これからは強化練習期間に入り、2月10日の春合宿まではしばらく、ヨット部が全員揃った練習はお休みとなります。

僕は12月に入った頃から、クルーザーのPre Anior's Cupへのディンギー班からの派遣で、小網代に行っておりました。実はディンギー班年内最後の正規練となる12月18日にはプレアニが開催されるはずだったので、年内最後のヨットは蒲郡で過ごす予定でした。残念ながら強風予報のためプレアニは中止となってしまったので、八景での練習に参加いたしました。しかし、結局レースには出られなかった訳ですが、クルーザー班にて練習したこの数週間では、結構色々なことを学べたんじゃないかな、と思います。クルーザー班の、一人一人に照準を合わせてチーム全体が練習や反省をできるという環境は、ディンギー班での練習とはかなり感覚が違って新鮮でした。そういった経験は今後ディンギー班にも還元していきたいです。クルーザーには一年生の6月以来全く乗っていなかった僕を受け入れてくれて、貴重な経験をさせてくれたクルーザー班に感謝です。

じゃあクルーザーで具体的に何を学んだのかというと、色々ありますが、まずは船の上での一人一人の専門性の高さです。2人で乗って動かすディンギーでは、よくも悪くもマルチタスクにならざるを得ないです。しかし6人で動かすクルーザーは、スタート、アップウィンドの帆走、上マーク回航、ダウンウィンド、全てにおいて個々人がすることが専門化されています。それぞれの場面で各々が自分の役職に専念できるため、各々の動作、仕事に関しては上達速度が違うな、と感じました。また、6人が同じ船に乗って動作を分担するため、結果的に船の上では12個の目のうち半分以上は海や他艇を集中してみていられます。なんなら僕は動作が少ない2番の位置だったので、ほぼずっと海を見ていました。そうやって、船の上で3人以上が常に海を見ている、それをドライブチームに常に共有する、という環境は、とても刺激になりました。
また、タクティクスやストラテジーも、常に複数人が相談しながら議論しながら決めていくことができます。タブルハンドなら一人の人が頭の中で考えて決めて船を動かす、と言ったことも、言葉に出して共有していくので、必然的に「誰かに説明する」という形で船を動かす、といった形になります。それもまた今までとは違った新鮮な体験であり、これからにも活かしていきたい学びです。これまでそういったことを意識してこなかったわけではないですが、クルーザーの上での情報共有は練度も量も違いました。これからヨットに乗るときは、そこに近づけていけるように、思ったことはなるべく言葉に出して、言語化して説明できるようになっていきたいと思います。

そんなこんなで、今年も暮れていきます。

今年も大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

安藤

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