東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

新年のご挨拶

2020年01月01日 09時00分00秒 | 2020リレーブログ

新年あけましておめでとうございます。ディンギー班主将、Snipeスキッパーの吉武です。
新年を迎えるにあたり、ご挨拶を申し上げます。

私たちが入部した年に、東大は33年ぶりの両クラス全日本出場を果たしました。以来3年連続で、全日本の舞台を経験しております。一方、全日本での成績は必ずしも良いとは言えず、「来年こそ」と言われながら八景島に帰るのがもはや恒例行事のようになっております。全日本という舞台に立てることは光栄ではありますが、悔しさの感じる閉会式を3回迎えております。
その最大の原因は、秋インカレの突破で安心してしまうことにあると考えています。秋インカレは毎年激戦です。私たちも数点差の戦いを演じて(しまい)ます。4年生の引退を阻止するために極度のプレッシャーがかかります。気をつけなければ、私たちの目標は全日本にあるということは意識できません。結果的に全日本では、無意識の中で弱気になりがちです。

スローガンは、「高みへ」としました。
自分たちの中で無意識に決めてしまっていた限界は、本当は限界ではないということに早く気付かねばなりません。誰でもそのことは理論的には理解していますが、心のどこかでは「ここらへんだろう」という潜在的なリミットを決めつけています。発展途上にある私たちがその限界を超えたいと努力することは、最もワクワクする挑戦です。

一昨年「33年ぶりの両クラス全日本」を果たしたのですから、ディンギー班の目標である「全日本総合入賞」は、ここ35年間で最も高い目標であるはずです。今、側から見たら東大が勝てるレベルにない大学にも11月には勝たなければなりません。個々の技術も重要ですが、チーム力・組織力で他を圧倒することも必要でしょう。幸い部員には恵まれていますから、これからの努力次第でなんとでもなると感じています。

あと10ヶ月、短いけど濃い、タフな期間になるでしょう。後輩たちに「来年こそ」と言わせないため、努力して参ります。

最後になりましたが、LBの皆様、部員の保護者の皆様、他大学ヨット部関係者の皆様をはじめ、昨年東大ヨット部の関係者の皆様には厚く御礼を申し上げます。本年が皆様にとって良い一年となることをお祈り申し上げます。

ディンギー班主将
吉武宗浩


追記
毎年恒例の「一月リレーブログ」ですが、今年も行います。明日は新進気鋭の1年470ヘルム、調が投稿します。お楽しみに。

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