的を射る…とは知りませんでした。新聞のクイズに的を「射た」「得た」どちらでしょう…てのがありました。 私は当然、「的を得た」だと思っていたのですが、間違いでした。言われてみれば的(まと...
いやあ、知らんことばばっかりやで。
今日も 「華」と「花」。 もともとは「華」だけやったんに、クサカンムリの下に同じオンの 「化」が置き換えられた略字やて…。
そのうちに、棲み分けがされるようになって、「華」は抽象的な「すぐれたもの」の意。「花」は具体的に目に見える花、梅や桜の花という風に使われるようになったんやて。ほいでなあ、中国ではもう「華」という字はなくなってしもうて 「化の下に十」だけやて。 おもろいわなあ。
(講談社『本』2月号 6世紀の略字 高島俊男)
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