毎日新聞の記事です。人間てほんまに勝手ですな。DARCを知ったらこんなことないのになあ、しろうともせんで 反対や 言うねん。
薬物依存症リハビリ施設:対立で暗礁に 開設目指す団体に予定地・田上町反対 /新潟
◇「住民不安」と反対 民間の薬物依存症リハビリ施設として全国に設けられている「DARC(ダルク)」を巡り、県内初の開設を目指している団体側と、予定地の田上町との間で対立が続いている。町の同意と理解を求めようとする団体に対し、町は「住民が不安に思っている」と反対を表明。話し合いの場がもたれないまま、こう着状態が続いている。【畠山哲郎】
◇「単に排除しないで」 開設を進めているのは「秋田ダルク」(秋田県大仙市)の平原薫代表(44)。新潟青陵大の五十嵐愛子准教授らが支援し07年から準備を進めてきた。田上町羽生田に五十嵐准教授が購入した木造2階建て住宅に、スタッフを含め5人程度が入居する予定。 平原代表は3月下旬、町側にダルク開設の説明を申し出たが、町側は「住民が反対している」と面会を断った。4月9日には町議会が開所中止を求める意見書を可決。平原代表に送付し、町、議会とも正式に反対する意向を示した。 厚生労働省や県医務薬事課によると、ダルクの開設にあたっては行政側の許認可は不要で、町に開設を中止する法的権限はない。
平原代表は「(他県でも)これまでも行政などと連携してやってきた」とし、町の同意を得た上で設置したい考え。「不安に思うのは理解できるがとにかく話を聞いてほしい」と話している。
これに対し、佐藤邦義町長(67)は「こうした施設があるほうがいいと理解をしているが、住宅地で通学路も近くにあり、住民の不安が大きい」と話し、「私が会えば、町として開設を認めてしまうことになる」と話し合いには応じない方針だ。
日本ダルク本部の近藤恒夫代表(67)は「地域住民が反対するケースはこれまでにもあったが、間に行政が立つことで解決してきた。単に排除するのではなく、ダルクを受けとめて考えてほしい」と話している。 ==============
■ことば ◇ダルク(DARC) ドラッグ・アディクション・リハビリテーション・センター(薬物依存リハビリセンター)の略。自らも薬物依存症だった近藤恒夫代表が85年、民間のリハビリ施設として創設したのが始まり。薬物依存者らが共同生活を送りながらグループミーティングで薬物などの体験を話し合い、自然に自分を見つめさせる活動を続けている。全国に約50施設ある。
通学路があるからどないやいうねんな。ええことでっせ、町長はん。