帯広市手話言語条例の制定を記念した講演会が30日、帯広市のとかちプラザで開かれた。ろう者の俳優庄崎隆志さん(54)が手話で講演したほか、手話サークルが手話の歌などを披露。参加した市民ら約260人が手話に親しんだ。(竹内桂佑)

 同条例は手話の普及や使いやすい環境づくりを目指し、4月に施行。市民に条例への理解を深めてもらおうと、市が主催した。

 庄崎さんは「俳優35年の人生を語る・手話の魅力」と題して講演。俳優を目指し、脚本家松山善三さんの指導を受けたことがあると紹介。「ろう者でもできる演技のヒントをもらい、毎日の練習が楽しかった」と語った。

 これまで全国約750カ所で舞台に立ち「聞こえる人も、聞こえない人も一緒に楽しめる作品を心がけた」。手話による表現だけでなく、歌舞伎や神楽などの動きも取り入れたことで「ろう者の役者という先入観を破り、感動してもらえる舞台に高められた」と俳優人生を振り返った。

 庄崎さんはさらに、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を手話で表現するパフォーマンスを見せ、参加者からは大きな拍手が送られた。

 会場ではこの後、帯広ろう者協会などが「ミニ手話講座」を行ったほか、帯広大谷短大の手話サークル「つなぐ手」が手話を使った歌などを披露した。

 

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