広島県手話通訳問題研究会の「通信」2018.10月号に書いた文章です。
頑張らんでもええやん
この夏は地震、台風、大雨と自然の力の大きさをあらためて感じさせてくれました。
皆さんには、またお友達には被害がなかったでしょうか、被害に遭われた方にお見舞いを申し上げます。
この自然災害の後、また僕の嫌な言葉が大流行りです。
「心を一つに」「がんばろう広島!」再開なったJR山陽線の電車もこの言葉をぶら下げて走っているとか、今朝の県民だよりは一面の見出しがこれです。
先日福山での人権学習会でお話をさせていただき、多くの方がアンケートにお答えくださいました。中に、「もうちょっと聞きたかったなあ」と書いてくださった方がありました。
僕がもっとお話ししたかったことを簡単に言えば「そんなに頑張らんでもええやん!」ということです。
いろんな人がいます、一つのことが得意な人も、苦手な人も。頑張れる人も、頑張れない人も、頑張りたい人も、そうではに人も・・・。
それでええやんかということです。
この日本、弱い人、立場が不利な人を叩いて自分を守ると言った風潮がとても強くなってきています。。
いろんな人が、いろんな考えを持って、いろんな生き方をしていったらええんです。もともといろんな顔、いろんな色、いろんな出自を持つ人たちでこの世は成り立っています。そしてそれを支えていくのが社会福祉や国の政治です。
「頑張れ日本」とか言って日の丸を掲げて軍備をどんどん増やしていこうとしている人たちに騙されて行ったらアカン!と僕は思うてます。
僕たちの進むべき方向があるとしたら、もっといろんなことを自分で見て聞いて、「どうなんやろ」と考えて話し合ってみることではないでしょうか。そこから手をつなげたら本物やなあ・・・と思います。 2018.10.1
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