11月29日
先日公判で情状証言をした被告人と面会をしてきた。
本人は持病を抱えながらもお元気そうである。
ただ公判での検事の4年6月という求刑は予想以上に長かった。
これまでもう10回以上も刑務所への入所を繰り返してきたこの方。でも変われていない。彼には変わる力がなかったのか、そうではないだろう。
僕はこれまでの矯正教育に効果がなかったのだと思う。としたら、国はやり方を変えるべきではないのだろうか?
またやったから長く刑務所へではなく、むしろ入所期間は短くして出所後の暮らしをやり直す支援こそが求められているのだ。税金の無駄使いも減るしなあ。
その後、サロンシネマで
を観た。若き頃のマルセル・マルソーを描いた映画。
パントマイムの神様といわれた彼が若き頃、ナチスへの抵抗運動に取り組んでいた頃の話。
命を繋ぐことが真のレジスタンスだとアルプスを超えて多くの子どもたちをスイスへ逃す。 僕はマルセルマルソーから学んだマルセ太郎さんの舞台を何度か見たことがある。
今僕らの周りを見ていると、外国人を蔑視し、敵だ敵だと煽りたてどんどん軍事国家へ向かう動きを強く感じる。