自がChronicleを-no.3131-
誰も振り向かないかも知れないけれど
多分
誰も見向きもしないだろうけれど
僕は僕の
已むに已まれぬ真摯な衝動で
誰が何と言っても
己がinochiのクロニクルを
露わにしてゆくのだ
振り向いてくれる誰と云うのでもなくて
向き合ってくれる誰という訳でもないが
強いて挙げるとしたら
僕のinochiを支えてきた
その時々の僕に向かって
そうして
その時々の溜り場で深淵の畔で
擦れ違い触れ合い交わりを持った
唯いく人かのANATAに
僕と云う朧気を
その朧気のままに記憶しておいて欲しくて
此の時間もこの分も
僕は僕の片割れのことを
僕と云う固有名詞が生きた時空のことを
一行のchronicleとして書き残してゆく
2018 12/12 15:52 万甫