天邪鬼の晦渋~poet~
二日三日と緘黙の日が続いた
どの時間にも
触れてくる気配は起きなかった
胸の空を澄ませても
降って来るひと言の翳も生まれなかった
何時か・・は焦りになる
焦りは・・panicを齎す
混乱は・・絶望を呼び寄せる
不安の三段活用のように
指先のpenが
虚しい吐息をひとつ
何一つ保証されたものはない
それぞれのinochiのように
何の確約もない
一瞬の間が
永遠へのプロローグの場合もある
三昔も前の
苦渋の日日のように
膨大な月日に亙って
書けなかった苦汁の時間のように
兎にも角にも
こんな風に由なし事を綴れている間は
僕のポエムとして自律させている間は
その満足感に生かされている間は
僕は変わらず
饒舌な詩人として
其の儘の自分を生きて行ける
何時でも
突然の不通をココロに定め
覚悟して
書く事を継続してゆきたい
己がlifeのピリオドと
合致するその刹那まで