書く Ⅱ
夕べ眠り込む寸前に詩を書いた
急いで書いた
枕元にも
百枚の紙と十本のペンを置いておくべきだったと
強烈に後悔しながら
突然!!に備えている
何時でも真っ新の
胸のnoteに走り書いた
タイトルは「僕が詩だ」だ
寝ている間にも
浮かんでは消えてゆくもの達の
幾つかの詩のphraseが消されないで
記憶箱の中に留まってくれるように
遠のいてゆく意識に
切に祈りながら・・
*
この頃僕は
ときどき溺れそうになる
息継ぎの場所が行方不明になって
窒息しそうになるのだ
宏大無辺の言語の海に泳ぎ出すと
*
神の使徒だと
気取るつもりはないけれど
神の言葉だと
錯覚している訳じゃないけれど
たしかに
天啓の下部のように跪いて
それを戴いているような気がする
胸に留まる降ってくるものを
心を揺らしてゆく豊穣の風のように
*
こんなにも書ける潮目が来るとは
こんなにも書ける波が繰り返すとは
こんなにも
書く事を急かされる現実に直面するとは
露ほども想像できなかった事態で
まさに
”望外”の喜びが此処に有る
*
何処で途切れてしまうのか
どれだけ書けば尽きるのか
何時そのときが訪れるのか
それは天与の差配次第だけれど
書けることで脈打つ
この拍動の若々しいドキドキが
ずっと感じられますように!・・と
*
有りの儘の風景の中に
有りの儘の一人ぽっちで
誰にも見えない胸のboardに
僕を濾過して滴り落ちる
天恵のエッセンスを綴ってゆく
それは
僕だけ合点の
翻訳文かも知れないけれど・・
*
書き味が最高に滑らかなのだ
あの人に貰った
カランダッシュのペン先が素敵なのか
降ってくるもの達の勢いが
活き活きと紙面を埋めてゆくのか
それとも
僕の気と睦んで歓喜の精を放つのか
何れにしても此の処
書く事の最上級のframeに
僕の意欲の居所は有る
*
03/04 06:06
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