四季折々

~感じるままに~

「平和学習」を受講しました。

2015-07-23 18:37:06 | 同好会・ボランティア・オカリナ

健福大18期会主催の「平和学習」を受講しました。
内容は、記録映画「ヒロシマからの伝言~原爆で失ったもの~」の上映と、
この記録映画の制作に当たられた田辺雅章さんの講演でした。強い感銘を受けました。






精密なCG画像で、お寺、商家、街並みなどがリアルに表現されていました。


  今は平和記念公園となっている旧中島本町は、当時は多くの人々が生活する市内有数の繁華街だった。
  原爆は、そんな街を一瞬のうちに消し去ってしまった。

映画は、往時の街並みや人々の暮らしをコンピューターグラフィックス(CG)で詳細に再現。
元住民の証言映像を盛り込んで、次世代に記憶の継承を託そうとする内容のものでした。





田辺雅之さんは、当時8歳、山口県に疎開されていて難を逃れられたそうです。

原爆ドームのすぐそば(旧猿楽町)の生まれで、原爆でご両親と弟さんを失われたそうです。

  原爆について、今や、外国の人々だけではなく、日本人も、
      「町が壊滅、多くの人がなくなった、大変だったね」
  というくらいのことしか知らない。そんな軽いものではない。
  多くの一般人、非戦闘員が何も知らされず、一瞬のうちに犠牲になった。
  原爆は、人々(特に子供達)のその後の人生に何をもたらしたのか。

生々しい多くの実例を挙げて語られました。

  当時、3・4・5年生の子ども達は、県北のお寺などに強制疎開させられていた。
  終戦となっても、(原爆で家族が全て亡くなり)誰も迎えにきてくれない子供が、
  3か月間、お寺の石段や、引き取られた民家の庭先などで、待ち続け、泣き続けたそうです。

こんな話に、涙があふれてとまりませんでした。


18期会主催の「平和学習」は、今回で6回(年)目の行事でした。
今回は、9:15~10:45、国立広島原爆死没者追悼平和記念館で開催されました。
毎年、早朝の広島市等主催の平和記念公園一斉清掃に連動して計画されているものです。
しかし、今日の一斉清掃は雨のため、明日に順延されました。

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