四季折々

~感じるままに~

トウモロコシの不思議

2020-07-10 17:11:02 | 写真・花
今日は朝から雨。時折強い風も吹き、強い雨が降っています。
外には出られず、昨日の朝写していたトウモロコシの花を取り上げてみました。
雄花と雌花が少し離れて咲き、うまい具合に受粉できるようです。不思議でおもしろいですね。

   

   
茎の先端の穂のようなものは雄花だそうです。小さな袋のようなものがたくさんついていました。
このそれぞれの先端に穴が開いていて、風で揺れると花粉が排出され、霧状に飛ぶそうです。

   

   
実となる部分の先端からたくさんのヒゲが出ています。
これが雌花だそうです。ヒゲの先端はネバネバしており、これに花粉が付着したら受粉だそうです。
たくさんのひげの付け根は実になる部分につながっていて、全てが受粉しないと実は歯抜けになるそうです。

   
丈は高いもので2mくらいでした。
それぞれの茎の中間よりやや下方に、1~2本のトウモロコシ(実)ができはじめていました。

植物の世界は、不思議な構造を持つものがいろいろとありますね。
自然にうまく適合するよう進化してきたのでしょう。
トウモロコシは花粉媒介を風に頼っており、こうした花を風媒花(ふうばいか)と言うそうです。
トウモロコシの歴史は非常に古く、紀元前の古代文明にも記録があるそうです。
日本へは、16世紀にポルトガル人によって四国に渡来。
明治時代初期にアメリカから北海道その他に本格的に導入されたそうです。
稲・小麦とともに世界の三大穀物の一つとされています。人類や家畜の食料として多大な貢献をしてきたようです。
近年では、バイオマスエタノールの原料としても注目されているようです。

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