囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

映画「北のカナリヤたち」

2012-11-13 16:04:40 | 囲碁きちのつぶやき
友人から毎年、映画の株式優待券をもらいます。その有効期限が近づいたので、所沢市内の映画館に映画を見に行きました。

東宝60周年記念、吉永小百合主演の映画「北のカナリヤたち」でした。



封切りしたばかりということで観客は思ったより多かったです。
映画の内容は、イマイチで私にはあまり評価出来ませんでした。
耳が悪いせいか、細かなセリフが聞き取れず、終演後、連れ合いに解説してもらう始末です。原作も読んでいないし、そんなこんなでストーリーを掴むのがやっとでした。

映画を見て良かったと思うことは

昨年訪れたサロベツ原野とそこから望む利尻富士の姿が美しかったことです。昨年の旅行を思い出し、懐かしかったでした。

もう一つは、子どもたちの歌が素晴らしかったことです。児童合唱団の吹き替えでしょうが、清らかな歌声に惹かれました。

この映画を見て、「映画は観る人にどんなメッセージを送ろうとしているのか?」よく解りませんでした。
私流にあえて解釈すれば「歌を忘れたカナリヤ」にあると思います。
「歌を忘れたカナリヤ」を現在に生きる私たちに置き換えれば、いくらかはメッセージらしきものがあるように思えました。経済至上主義で、国中を開発しつくし、過疎化と里山がどんどんなくなり、放射能被害は収まる気配もありません。国が荒れ放題の中で生きる我々をカナリヤに見立てているとするとすれば、考えさせられるところはあります。

ただ、総体的には東宝60周年と吉永小百合の名前だけで売り出しているような映画で、私には不満な映画でした。

(あらすじ)
小学校の教師・川島はる。彼女が赴任したのは北海道の離島にある生徒6人の小さな分校だった。生徒たちの歌の才能に気づいたはるは、合唱を通してその心を明るく照らし、響きわたるその歌声は島の人々を優しく包み込んでいった。そんなある日衝撃的な事故が彼らを襲う。その出来事で島を追われ、生徒たちの前から姿を消すはる。「先生は俺たちを捨てたんだ」生徒たちもまたそれぞれが心に深い傷を残してしまう。東京で暮らすはるに生徒の一人が起こした事件の知らせが届く。「なぜ、あの子が…」真相を知るため、北へ向かうはる。成長した生徒たちの姿に喜びながらも、20年もの間、それぞれがあの時に言葉にできなかった想いを抱え、生きてきたことを知り愕然とするはる。そして自身もまた、心に閉じ込めていた想いを生徒たちに明かしていく。凍てついた感情が真実となって氷解する時、物語は感動のクライマックスを迎える。

( チラシより )

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする