囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

広島を訪ねて 2

2018-06-21 08:52:25 | 旅行

二日目は雨模様の朝を迎えました。朝食を済ませ、出かけようと思っていた時に、テレビが大阪での地震の速報を流しました。NHKの朝の連ドラも中止、地震の状況を逐一報道していました。東海、山陽新幹線も運休しました。しばらくして「この地震による津波の発生はない」と報じられました。

今日は、半日、安芸の宮島に行く予定でした。原爆ドーム近くから出港する高速艇で行くことにしました。

元安川から出て、宮島まで45分で行きます。船に乗ると雨が降り出しました。

9時出港の便の乗船客は、私たち二人だけでした。

貸し切り状態ですからどこからでも外が見られます。しかし、瀬戸内海は雨で煙り、眺望はイマイチでした。10時前には宮島桟橋に着きましたが、本降りの雨でした。

宮島は私は2度目、連れ合いは3度目だそうです。こちらも修学旅行の学生と外国人がとても多かったです。

厳島神社ではお祓いをしてもらっている参拝者もいました。信仰心のない私も、神妙な気持ちで神社を一巡しお参りしました。願ったことは平和な世の中と連れ合いの病の平癒でした。困った時の神頼み で恥ずかしいようでした。参道の土産物店で、名物のあなご飯を食べました。「名物にうまいものなし」の名の通りの丼にはがっかりしました。

午後は再び平和公園の見学です。

原爆ドームに行きました。

やはり外国人が多かったです。

一枚の写真を持って行きました。子どもみたいに、ドームの前でこの写真を掲げ、自分の思いを現したかったからです。

 その写真がこれです。毎年8月6日に、私たちが所沢で行っている平和祈念式です。市役所前のこの敷石は、旧広島市役所で被爆した敷石を、非核平和都市として、広島市から所沢市に譲り受けたものです。この前で毎回80人位の市民有志が集い、平和祈念式を行っています。

平和公園の近くには多くの慰霊碑がありました。その数60余、全部は見られませんでしたが、碑文を読みながら頭を垂れました。

こんな碑文もありました。

原爆で亡くなった元広島高女の碑文です。占領軍の意向で「原爆」と言う言葉がつかえなかったので、原爆を現す原子記号を使って表現したそうです。その他、床屋さんの「毛髪碑」、広島ガスの「ガス灯」を表現したモミュメント、町内会の慰霊碑などなどです。

ボランテイアガイドさんの説明を受ける修学旅行の子どもたち

慰霊塔に向かってしっかり頭を垂れていました。この子どもたちが大きくなったら平和の担い手になることを期待しました。

連れ合いの酸素がなくなるので一旦ホテルに戻り酸素を充填いました。

夕方、平和公園の中を見学しながら夕食に行きました。

左が、宮島へ行った高速船、右側がかき船を模したカキ料理の店です。元安川の川面を見ながらの夕食です。水鳥が盛んにえさを探していました。

牡蠣三昧のコースを頼み、牡蠣を堪能しました。

最後のお食事も牡蠣丼でした。

原爆ドームのそばでこんな料理を食べることに少し後ろめたさを感じました。しかし、「ノーモア・ヒロシマ ノーモア・長崎 ノーモア・福島」の気持ちを忘れずにこれからも努力することこそ犠牲になられた方々に報いる道だと思いご容赦してもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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