囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

ドラムは太鼓・・・?

2023-11-29 14:07:40 | 囲碁きちのつぶやき

私は、NHKの朝の連ドラ「ブギウギ」を見ています。笠置シヅ子の生い立ちを描いたと言われています。

今週は太平洋戦争へ突き進む時代で、歌舞、楽曲が非国民扱いされる頃を描いています。

戦争が激しくなり私が母親の実家に縁故疎開する少し前の様子です。

歌舞団の舞台を警察官が監視するという時代でした。

今、岸田政権は大軍備を図っていますが、その先にあるのはあの戦争の時代の再来です。

私は戦争体験者のひとりとして「新たな戦前」に戻るような政治には反対です。

今日のしんぶん赤旗のコラムをお読みください。

 

 

きょうの潮流

 ドラムは太鼓、ピアノは洋琴、バイオリンは提琴。サクソフォンは、金属製ひん曲がり尺八、コントラバスは妖怪的四弦。「だれが考えたんや」。テレビの主人公じゃなくても、そうツッコミたくなります

▼NHK連続テレビ小説「ブギウギ」のなかで、楽器を和名で呼ぶよう警察から命じられる場面がありました。先の大戦中に敵性語とされた英語は、さまざまな分野で言い換えが無理やりにすすめられました

▼当時はNHKからも英語の番組名が姿を消し、ニュースは報道、アナウンサーは放送員の名称に。言葉だけでなく愛国精神を強要され、「ぜいたくは敵」「欲しがりません勝つまでは」の標語のもと、生活のすべてが統制されていきます

▼「ブギウギ」でも、笠置シヅ子さんをモデルにした主人公と楽劇団が「派手な」舞台を禁じられます。淡谷のり子さんをモデルにした、世情にあらがう歌手はたびたび警察に連行されて。しかし、ドレス姿をとがめられるシーンでは「これは私の戦闘服です」ときっぱり

▼同じようなことを自伝でも語っていた淡谷さん。モンペで歌えと強制されながら口紅を引き、ドレスを着て歌い続けました。「これは私の戦争でした。たったひとりの…」(『歌わない日はなかった』)

▼それぞれの生き方や言論・表現の自由を抑えつけた権力や戦争のみにくさ。それは過去のことではないでしょう。「もっと自由に、もっと楽しく歌いたい」。主人公のさけびは、決して後戻りしてはならない道を教えてくれます。

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