今なにしてる         (トミーのリペイント別館)

カメラ修理などについてご紹介します。
富塚孝一
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元箱付きのPEN-DをO/Hするの巻(その2)

2016年08月14日 20時36分13秒 | ブログ

今日は、しばらくぶりでルマン号に乗りました。すると結構楽にペダリングが出来てスピードも出る。しかも疲れない。夜のウォーキングの効果が表れて来たようです。で、近くの昭和記念公園です。入園料がもったいないので入場はしません。周辺を走ります。夏休みですから、子供連れのファミリーが多く、駐車場待ちのナンバーから、遠くからも来られているようですね。

ここは、立川駅に一番近いゲート。ちょうど、モノレールが出発して行きます。私の子供の頃はアメリカ空軍立川基地で、戦時中は立川陸軍飛行場で飛行第五連隊がありました。フランスのパリまで長距離飛行の朝日新聞社「神風号」は、ここから飛び立ちました。

 

何やらイベントかと思いましたら、リオオリンピックのパブリックビューイングっていうんでしょうか? 大きな画面にリオのライブ画像が映って、観戦されている方がいましたね。まぁ、私は自分で走っていた方が楽しいので・・

 

で、本題です。遅れて来たペンマニアさんは怒涛の収集です。先日もやりましたが、またも元箱付きPEN-Dです。意外に安く入手が出来ているようで、今がねらい目なのかもしれませんよ。普及機とはいえ、はやり当時はカメラは高級品だったようですね。元箱を保護する二重箱には感動します。

取説から保証書その他すべて揃っていますね。購入されたオーナーさんは、物を大切にされる方だったのでしょうね。

 

保証書はこんなんです。軟質パスケースの入っていますが、これがオリジナルなのかは知りません。

 

「物を大切にされる方」にしては、それほど使い込まれていない個体なのに、あっちこっちへこませていますね。あぁ、この純正フィルターは良いですね。

 

底部の角もへこませています。そもそも、サイズの割には質量が重すぎるのです。小さいのに重いから落としやすい。落とすと重いのでダメージが大きいという寸法。気になるのは、4つのリベット周辺が陥没気味ですね。これ、プレスの圧力が高すぎるのですね。

 

こんなふうにね。ロットによってこのような個体を目にしますが、私が検査課の担当者だったら不良判定ですね。

 

 何故か、ずっとコンパクト系が続いていますので簡単にUPです。D系のシャッターバネは強化されています。

 

 ヘリコイドグリスを交換して取り付けています。後玉がね。ちょっと曇りがあるんですね。撮影は問題ありません。

 

絞りとシャッターリングを取り付けます。

 

 

シャッターリングの留めネジ3本はスペースの関係でM1.4と細く緩みやすいので必ずネジロックをしておきます。文字環を付けて終了。

 

#3931XX(1964-5月製)でも、まだ露出計は旧タイプですね。露出計の感度は良好。トップカバーの接眼部モルトを貼って取り付けます。

 

トップカバーは過去に開けられていましたが、シャッターやファインダーは未分解でした。何をしたのかな?

 

折角なので、付属の印刷物をコピーさせて頂きました。

 

冊子には、新製品としてPEN-Fが掲載されていました。

http://www.tomys800.sakura.ne.jp/