今なにしてる         (トミーのリペイント別館)

カメラ修理などについてご紹介します。
富塚孝一
(お問合せ)tomytmzk@titan.ocn.ne.jp
 

電池漏れが悪さするローライ35の巻

2020年12月18日 22時30分00秒 | ブログ

今回のロットは難儀が続きます。すでに次の個体に移っていますが簡単にUPしておきます。あら~、電池が入りっぱなしでカビのように結晶していますよ。これはダメージがありますね。

 

上から見ると接片が完全に粉を噴いていて導通はありません。また、メーターの追針を作動させるレバーが固着して動きません。

 

 

シャッターは完全に固着しています。シャッター羽根も張り付いたままです。

 

 

電池室の接片は完全に腐食していました。ニッケルメッキは完全に無くなっています。

 

 

作り直す時間が無いので今回は半田メッキで使います。

 

 

これも電池ガスの影響ですね。ネジ部が固着してレバーが動きません。従ってシャッターも制御できません。

 

幸い底部は損傷を免れていました。メンテナンスをしておきます。

 

 

絞り羽根の動きが異常に重いというか動かない。

 

 

羽根が抜けて来ませんよ。

 

 

ピポット部の真鍮が腐食して太ったためでした。

 

 

その他、色々ありましたが元は悪くない個体が電池の液漏れでどれだけ故障するかという見本でした。次も問題ありです。

 

 

 

 

 

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。