24日(火)。昨日の日経朝刊・特集面「アジア・ビジネス・マップ」にアジアにおける携帯電話の普及率が載っていました
米グーグル調べによると携帯電話(スマホを含む)の普及率第1位は香港で229.2%、つまり1人2台持っているという計算です 第2位以降はシンガポール、ベトナム、マレーシア、タイ、台湾、インドネシアと続き、日本は110.9%で8位となっています。意外でした
後は韓国、フィリッピン、中国、インドと続きます
このうちスマホだけを抜き出してみると、普及率第1位は韓国で73%。第2位以降はシンガポールの72%、香港の63%、台湾の51%、中国の47%と続き、日本は25%で第9位となっています。これも意外でした
特集では、成長余地が大きい国として、人口が多い中国とインドを挙げています 国土が広く無線通信に必要な基地局を効率よく敷設できない点が足かせになり、通信インフラの整備が進みにくい側面があると指摘しています
わが家では子供たちが2人ともスマホですが、私はガラケーです 私の場合、主にメールと写メとヤフーの「電車乗り継ぎ情報」くらいしか使わないので、ガラケーで十分です
欲を言えば、ブログ掲載用に、カメラの解像度がもっと高ければいいのに、と思いますが
閑話休題
昨日、池袋の新文芸坐で映画「サイド・エフェクト」と「パッション」の2本立てを観ました 今日は2013年アメリカ映画、スティーヴン・ソダーバーグ監督「サイド・エフェクト」について書きます
昨日は祝日とあって朝から高齢者を中心に大勢の観客が集まりました
「サイド・エフェクト」とは「副作用」のこと。致命的な副作用を持つ新薬をある女性患者に投与したことから、精神科医が窮地に追い込まれますが、辛抱強い真実の追及によって、新薬を巡る陰謀をあばきます
金融マンのマーティンがインサイダー取引で逮捕され、妻のエミリーは出所までの4年間を孤独な生活に耐えます ある日、エミリーは地下駐車場で追突事故を起こします。診療した精神科医ハンクスは、エミリーが昔患っていたうつ病を再発して自殺未遂を起こしたと推測し、以前エミリーを診察していたシーバート博士に相談し、アブリクサという新薬を投与することにします
エミリーは意識が朦朧とする状態でマーティンを刺殺してしまいます。それはアブリクサの副作用ではないかとして、薬を投与したハンクスも窮地に追い込まれます
しかし、シーバート博士は、アブリクサが引き起こす睡眠時の異常行動に関するレポートを出していたことを隠していたのです
独自に調査に乗り出したハンクスは、エミリーの事故現場や職場を訪ねて不審な点を洗い出します 例えば、壁に追突事故を起こしたのは自殺未遂と疑ったが、なぜ彼女はシートベルトを締めていたのか・・・・
最後に、彼はエミリーを問い詰めて真実を告白させ、共犯者の逮捕につなげます 新薬を巡る陰謀は、そもそも殺されたマーティンが逮捕される原因となった同じ”インサイダー取引”だったのです
映画の前半は、映画のタイトルが「サイド・エフェクト」(副作用)なので、最初のうちは新薬が諸悪の根源だと告発する映画だと思って観ていましたが、後半になると、とんでもない逆転が待っています こういう作品を本格派サスペンス・ミステリーと言うのでしょう
ジュード・ロウが真面目な精神科医を演じ、「ドラゴン・タトゥーの女」のルーニー・マーラがヒロインのエミリーを演じています。他にシーバート博士役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズがクールな女医を演じています
音楽のことで言えば、船上のパーティーのシーンでバッハの曲(管弦楽組曲か?)がかすかに流れているのに気が付きました
薬の副作用よりも、人間の欲望に基づく陰謀の方がはるかに恐ろしいことをこの映画は語りかけています