人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

沢村浩輔著「夜の床屋」を読む~意外性に満ちた結末を迎える短編集

2015年04月01日 07時01分28秒 | 日記

4月1日(水)。今日から4月、新年度です わが家に来てから1,000日目を迎えたモコタロです  ウソです。今日はエイプリル・フールでしたね。本当は175日目です 

 

          

           新年度早々 主人がウソこきまして お詫び申し上げます

 

  閑話休題  

 

沢村浩輔著「夜の床屋」(創元推理文庫)を読み終わりました 沢村浩輔は1967年大阪府生まれ。2006年「『眠り姫』を売る男」で第3回ミステリーズ!新人賞最終候補作に選出され、翌07年、同賞に応募した「夜の床屋」(『インディアン・サマー騒動記』を改題)で第4回ミステリーズ!新人賞を受賞しデビューを果たしました

 

          

 

この本は「夜の床屋」「空飛ぶ絨毯」「ドッペルゲンガーを探しにいこう」「葡萄荘のミラージュⅠ」「葡萄荘のミラージュⅡ」「『眠り姫』を売る男」「エピローグ」から成っています

「夜の床屋」では、無人駅の床屋に深夜明りがともっていたが、それはなぜなのか?という話ですが、とんでもない事実が隠されています

「空飛ぶ絨毯」では、寝ている間にベッドの下の絨毯だけが盗まれたが、なぜそんなことが出来たのか?という話です

「ドッペルゲンガーを探しにいこう」では、少年たちに誘われて廃工場で冒険をすることになったが、その本当の理由は?という話

「葡萄荘のミラージュⅠ」「葡萄荘のミラージュⅡ」では、美術商だった囚人が取引していたのは何だったのか?という話です。舞台は海を越えて大きく広がっていきます

いずれも、とんでもない結末に連れて行かれる意外性に満ちた作品ばかりです 本のタイトル「夜の床屋」に惑わされていると、大したことないんじゃないかと思われるかも知れませんが、相当ディープな傑作揃いです

 

  も一度、閑話休題  

 

昨日聴いたCDはロッシーニの「弦楽のためのソナタ集」です。第1番から第6番まである「弦楽のためのソナタ」の第1番第1楽章はNHK-FMのクラシック番組のテーマミュージックです 残念ながら番組名は思い出せません 3月20日の東京春祭チェンバー・オーケストラで聴いてすっかり魅了され、渋谷のタワーレコードで買い求めたものです。演奏はイタリア合奏団で1987年7月の録音です。第1番第1楽章の曲想を例えるならば、あなたの可愛いペットが予想外の処から可愛い顔を出した時に思わず「あら、そんな処にいたの」と思わず笑みを浮かべる時の音楽です さあ、聴いてみましょうね

このアルバムは2枚組で、ドニゼッティの「弦楽四重奏曲第3番、第5番」も収録されていますが、こちらはまだ聴いていません。しかし、あの歌劇「ランメルムーアのルチア」の作曲者が弦楽四重奏曲を書いていたとは意外ですね

 

          

 今日から12日(日)まで連日コンサート(8日を除く)です。このうち5日(日)は2つ連チャンです。体力勝負とはいえハッキリ言ってきついです。土・日以外に休みが欲しい

コメント
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