人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ロマン・ポランスキー「チャイナタウン」を観る~若き日のジャック・ニコルソンの魅力全開!

2015年04月29日 08時53分36秒 | 日記

29日(水・祝).わが家に来てから203日目を迎え,袋から出られなくなり困っているモコタロです 

 

          

          おーい 誰かこの袋から出してくれ~ 袋小路だったよ~ 

 

  閑話休題  

 

昨日,高田馬場の早稲田松竹でロマン・ポランスキー監督映画「チャイナタウン」と「毛皮のビーナス」の2本立てを観ました 今日は「チャイナタウン」(131分)について書きます

ロマン・ポランスキーは1933年フランス・パリ生まれで,ポーランドで育ちました.第二次世界大戦中,両親は強制収容所に送還され,彼自身はポーランド系の家族を転々としました ポランスキーと言えば「ローズマリーの赤ちゃん」(1968年)や「戦場のピアニスト」(2002年)を思い浮かべます この「チャイナタウン」は1974年のアメリカ映画で,一言で言えばハードボイルド・ミステリーです

 

          

 

舞台は1937年のロスアンゼルス.元警察官の私立探偵ジェイクはモーレイ夫人からダム建設技師である夫の浮気調査を依頼される しかし,盗み撮りした写真が何故か新聞に掲載され,それを見た”本物の”モーレイ夫人・イヴリンが現われる ジェイクはこの事件がダム建設を巡る一連の疑惑と関係があるとにらみ,イヴリンと正式の契約を結んで調査を続けるが,モーレイは溺死体で発見される ダムの現場に乗り込んだジェイクは謎の男たちに暴行を受け鼻に大けがを負う さて,モーレイの浮気相手の女性は誰なのか,イヴリンと資産家の父親とは過去にどういう関係があったのか,深まる謎をジェイクは追求していく

この映画では,何と言っても若き日のジャック・ニコルソンが輝いています 一見ジェームス・ボンド風の精悍な顔つきながら,鼻を切られてしまう三枚目的な私立探偵を好演しています その相手役,イヴリン役のフェイ・ダナウェイも暗い過去を引きづりながら懸命に生きる一人の女性を見事に演じています この手の映画は,最後はハッピーエンドで締めくくるケースが多いのですが,この映画はそう安っぽくは作られていません.それだけに観終わった後に強い印象が残ります 

今から40年も前の映画ですが,面白い映画が少ない現在,面白いと思った映画です.お勧めします

コメント
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