12日(金),わが家に来てから今日で954日目を迎え,小池東京都知事が2020年東京五輪・パラリンピックについて,計500億円と試算される都外会場の仮設施設整備費を都が負担する方針を明らかにした というニュースを見て感想を述べるモコタロです
この辺で妥協しないと都議選で「都民ファーストの会」が不利になるという計算かな?
昨日,夕食に「鶏もも肉のソテー」と「生野菜とアボガドのサラダ」「冷奴」を作りました 「鶏もも肉~」は肉に塩を振ってから皮を下にして弱火で18分ほったらかしにして,火を消して5分放置.その後 塩コショーするだけ
外パリパリ中ジューシーです
シンプル・イズ・ベストの典型のような料理です
昨日,上野の東京藝大奏楽堂で「第2回 モーニング・コンサート」を聴きました プログラムは①Nodes for Orchestra(作曲:中橋祐紀),②ラブマニノフ「ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調」です
演奏は②のピアノ独奏=三好朝香,現田茂夫指揮藝大フィルハーモニア管弦楽団です
全自由席ですが,開場時間の10分前に着いたので1階11列13番,センターブロック左通路側が取れました 何しろチケットの入場整理番号が32番なので断然有利です
藝大フィルハーモニアのメンバーが配置に着きます.弦楽器は左から第1ヴァイオリン,第2ヴァイオリン,チェロ,ヴィオラ,その後ろにコントラバスという編成を採ります
1曲目は,富山県出身の藝大4年生,中橋祐紀君の作曲による「Nodes for Orchestra」です 演奏に先立ち本人がステージに登場し,作品の解説をしました.それによると,Nodesというのは「結び目,節」のことで,この曲は2つの音高を選び 掛け合わせることで多様な和音を得るという手法により,それによって得られた響きが別の響きと出会うという内容を持つ作品とのことです
私には意味不明ですが
現田の合図で演奏が開始されます.出だしは典型的な「現代音楽」の趣ですが,室内楽的な部分あり,オーケストラ的な部分ありと,響きが多様に変化して飽きませんでした
2曲目はラフマニノフ「ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調作品1」です この曲は元々,ラフマニノフがモスクワ音楽院在学中に卒業試験のために作曲した作品(作品番号1)ですが,初稿の出来に満足できなかった彼は20年以上たった1917年に全面的な改訂を加えました
その結果,まったく別の作品と言って良いほどのスケールの大きな作品に変貌しました
岡山県出身の藝大4年生・三好朝香が白地に赤いバラの模様を配した鮮やかなドレスで登場し,ピアノに向かいます まるでシンデレラ城のお姫様です
おいおい大丈夫か?第1番と言えどもラフマニノフだよ・・・・と思っていると,第1楽章が管楽器のファンファーレにより華々しく開始され,三好の強烈なピアノが容赦なく入ってきて,その迫力に圧倒されました
お姫様どころではありません
終盤のモノローグのようなカデンツァは見事でした
第2楽章はホルンから入りますが,このホルンが実に素晴らしい演奏を展開しました
全体的には幻想的と言える曲想です.そして,第3楽章に入ると再度,激しく活気のある音楽に転換し,最後は躍動感に満ちた演奏で力強く弾き切りました
現田茂夫+藝大フィルハーモニアの力強いサポートのもと,三好は終始 集中力に満ちた演奏を展開しました これからが楽しみです
なお,この曲を聴くにあたりペーター・レーゼルのピアノ,クルト・ザンデルリンク指揮ベルリン交響楽団によるCDで予習しておきました