12日(金)。わが家に来てから今日で3041日目を迎え、ロシア軍の占領下にあるウクライナ中南部のザポリージャ原発について、同国の国営原子力企業エネルゴアトムは10日、ロシア側が「運転にあたる職員が不足し原発の安全維持に支障をきたす恐れがある」と指摘し、原発職員ら約3千人の避難を計画しているとSNSで明らかにした というニュースを見て感想を述べるモコタロです
原発の稼働を 無責任なロシアには任せておけない ロシアの無責任は”一事が万事”
昨日、夕食に「むね蒸し鶏」「生野菜とツナのサラダ」「豚汁」を作りました 「むね蒸し鶏」は初めて作りましたが、電子レンジ利用で簡単に出来ました。鶏肉はトンカツのように垂直に切ってしまいましたが、斜めにそぎ切りすべきでした
柚月裕子著「暴虎の牙(上・下)」(角川文庫)を読み終わりました 柚月裕子は1968年岩手県出身。2008年に「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー 13年「検事の本懐」で第15回大藪春彦賞、16年「孤狼の血」で第69回日本推理小説作家協会賞を受賞。本作は「孤狼の血」「狂犬の眼」に続くシリーズ完結編です
「孤狼の血」「狂犬の眼」を読んだ読者からみれば、本作「暴虎の牙」の上巻は思わず「えっ?」と疑問が沸き起こります マル暴刑事・大上章吾は死んだはずではないのか?と しかし、彼は生きています。大上は生前、ヤクザも恐れない愚連隊「呉寅会」を束ねる沖虎彦と出会い、関りを持つことになりますが、大上が死去したあと、彼の残したノート(警察やヤクザの裏事情を暴いたノート)を受け継いだ刑事・日岡修一が沖の動向を注視するというストーリー展開になります なお、大上(おおかみ)は狼を意味し、警察の中の一匹狼を表しています
物語の舞台はヤクザたちの間に戦後の闇が残る昭和57年の広島の呉原市。愚連隊「呉寅会」を率いる沖虎彦は、ヤクザも恐れぬ圧倒的な暴力とカリスマ性で勢力を拡大していた 広島北署二課暴力団系の刑事・大上省吾は、独自の情報網を通じて、呉寅会と呉原最大の暴力団「五十子会」との抗争の臭いを嗅ぎ取る 沖は幼少時に五十子会に所属していた父親から受けた暴力に苦しんでいたトラウマがあり、暴力団を憎んでいた 沖の呉寅会は素人は相手にせず、暴力団や愚連隊などを相手に賭場荒らし、シャブ強奪などを繰り返していた 一方、大上も五十子会に妻子を殺された疑いを持っており、沖を利用して五十子会の壊滅を狙っていた
五十子会の下部組織の愚連隊と沖の率いる呉寅会とが全面戦争になる一触即発の危機を、大上が間一髪で食い止める しかし、沖は仲間の裏切りにより警察に逮捕され刑務所に収監される その後、大上は何者かによって殺害される
時は移り、時代は平成となる。沖は逮捕直前に裏切った仲間に報復することを誓って娑婆に戻り、一度も面会に来なかった重田元が裏切り者だと決めつけ、住居を突き止めて殺害する 一方、かつて大上の薫陶を受けた日岡刑事が彼の暴走を止めるべく動き出す。果たして日岡は沖の暴走を止めることができるのか
シリーズ第1弾「孤狼の血」は白石和彌監督によって映画化されましたが、この「暴虎の牙」も映画化されると面白いと思います 登場人物が多い割には大上、沖、日岡をはじめとする一人一人が個性豊かで魅力的なので、ストーリーを追うのに混乱をきたしません。これは柚月裕子の優れた筆力によるものです
ぶっちゃけた話、主としてコンサートや映画がない日に読んでいたのですが、本を読むのは主に就寝前で、晩酌にビールやワインを飲むと、3ページも読むと寝落ちしてしまうのが常でした 今思い出したのですが、前立腺生検のあと、検査結果が判明する5月中旬まではアルコールは控えるようにと言われていたのでした 後の祭りですが それで得られた教訓は①読書するならアルコールは飲まない、②何日もかけずに1,2日で集中して読破する、ということです でも植木等です。わかっちゃいるけどやめられない