15日(月)。わが家に来てから今日で3044日目を迎え、ウクライナのゼレンスキー大統領は13日、キリスト教カトリック教会のローマ教皇庁(ヴァチカン)を訪れ、教皇フランシスコと会談したが、教皇は大統領に、自分は絶えず平和のために祈っていると伝えた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
要するに キリスト教は 平和を祈るだけで 戦争を止める力はない ということだね
昨日、NHKホールでN響5月度Aプロ定期2日目公演を聴きました プログラムは①ラフマニノフ:歌曲集 作品34から「ラザロのよみがえり」(下野竜也編)、「ヴォカリーズ」、②グバイドゥーリナ:オッフェルトリウム、③ドヴォルザーク「交響曲第7番 ニ短調 作品70」です 演奏は②のヴァイオリン独奏=バイバ・スクリデ 、指揮=下野竜也です
オケは14型で、左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスといういつものN響の並び。コンマスはゲスト・コンサートマスターの郷古廉です
最初にラフマニノフ「14の歌曲集 作品34」から第6曲「ラザロのよみがえり」(下野竜也編)と第14曲「ヴォカリーズ」が続けて演奏されます 「歌曲集 作品34」はセルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)が1912年(「ヴォカリーズ」のみ1915年)に作曲しました 「ラザロのよみがえり」はラザロの復活という奇跡を目の当たりにした民衆の思いを伝えるもので、「ヴォカリーズ」は花形歌手ネジタノワのために作曲された 母音唱法で歌われる曲です
下野の指揮で「ラザロのよみがえり」の演奏に入ります 冒頭のトロンボーンによる厳かな演奏が印象的です 下野の編曲はドラマティックで色彩感が豊かです 続く「ヴォカリーズ」は弦楽器を中心に意外とあっさりと演奏されました 2曲の組み合わせが絶妙で、さすがはプログラミングの細部にこだわる下野竜也だと思いました
2曲目はグバイドゥーリナ「オッフェルトリウム」です この曲は旧ソ連内のタタール共和国生まれのソフィヤ・グバイドーリナ(1931~)が1980年に作曲したヴァイオリン協奏曲です 1981年にギドン・クレーメルが初演したことで、西側諸国でも彼女の名前が知られるようになりました
ヴァイオリン独奏のバイバ・スクリデはラトヴィア生まれで、リガとロストックの音楽院で学び、2001年のエリーザベト王妃国際音楽コンクールで第1位を獲得しました
下野の指揮で演奏に入ります 冒頭は弱音器付のトランペットによりJ.S.バッハ「音楽の捧げもの」の主題が演奏されます この主題は全曲を統一することになります その後は、いかにも現代音楽風の不協和音的な曲想が続きますが、後半になると「メロディー」を取り戻し、耳に心地よくなってきます・・・・ガクッ・・・あまりの心地よさに寝落ちしてしまいました 疲れてるな、オレ そんなわけでまともな感想は書けません、ごめんなさい
プログラム後半はドヴォルザーク「交響曲第7番 ニ短調 作品70」です この曲はアントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)が1884年から翌85年にかけて作曲、1885年4月22日にロンドンで初演されました 第1楽章「アレグロ・マエストーソ」、第2楽章「ポーコ・アダージョ」、第3楽章「スケルツォ:ヴィヴァーチェ ~ ポーコ・メノ・モッソ」、第4楽章「フィナーレ:アレグロ」の4楽章から成ります
桐朋学園大学教授の沼野雄司氏はプログラム・ノートに、「ドヴォルザークはこの曲を作曲した前年の1883年に、ブラームス『交響曲第3番』の初演を聴いている」として、「堅固な構成感は、なによりブラームスを思わせる」と書いています 確かにこの曲のそこかしこにブラームスの影響を垣間見ることができます しかし、下野 ✕ N響によるこの日の演奏を聴く限り、すでにドヴォルザークのDNAとでも言うべき民俗的な音楽づくりが全曲を通して貫かれています 特に第3楽章のスケルツォはドヴォルザークそのものです
下野は終始ドヴォルザークへの共感をもってメリハリのある指揮を展開し、N響から重量感のある響きを引き出しました このコンビで聴くと、第7番は第8番、第9番”新世界より”と並ぶ名曲であることを確信させられます
満場の拍手の中 カーテンコールが繰り返され、楽団員を代表して女性ヴァイオリン奏者から下野氏へ花束が贈られました