2日(火)。6月28日(水)夜の「第663回 読響名曲シリーズ」と新国立オペラ「ラ・ボエーム」初日公演の開演時間がダブルので、オペラの方を30日(金)14時の部に振り替えました 読響の方は反田恭平がラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」を弾くので外せません 新国立オペラ「プルミエ(初日)会員」の振り替えサービスは1シーズン3回までですが、すでに①タンホイザー(1月)と②アイーダ(4月)を振り替えているので今回が最後になります しかし、「ラ・ボエーム」が今シーズン最後の公演なのでちょうど振り替えサービスを使い切ったことになります
ということで、わが家に来てから今日で3031日目を迎え、インターネット上に「船橋駅構内にサリンをばらまきます。私は令和の麻原彰晃です」などと 嘘の情報を書き込んだとして、千葉県船橋署は4月30日、偽計業務妨害の疑いで、船橋市夏見、自称無職、4月23日投開票の同市議選に立候補して落選した山本容疑者(25)を逮捕した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
こういうおバカでも 立候補はできるが当選はしない 市議会より刑務所がお似合い
昨日の夕食は息子が作ってくれました 「海老とたらこのスパゲティ」「イワシ焼きルッコラ乗せ」「野菜とキウイのサラダ」です どれもが見た目は何でもないように見えますが、相当な時間をかけて下処理をしてから作っているのでプロ級の出来で、娘も私も「美味しい」「旨い」の連発でした
これまで、かなりの数のコンサートやオペラを聴いた感想をブログアップしてきましたが、痛烈に批判されたことが1度だけあります 批判の対象となったのは数年前に東京藝大主催の「藝大オペラ」でモーツアルト「魔笛」が上演されたときに書いたブログです 出演歌手は藝大の学部生や大学院生たちです。私は テノール歌手に対して「衣装が寸足らずだった」と書き、ソプラノ歌手に対しては「スマート過ぎて存在感が薄かった」と書き、いずれも歌唱力や演技力とは関係ないコメントを書いていたのです
これに対し、Sさん(実名)と名乗る方が「批判はやめよう」というタイトルで、次のようなコメントを投稿してきました
「芸術は人それぞれの感じ方の問題なので、公の場での個人的な批判的なコメントは控えてください テノールのTさんの実力は相当高いですし、ソプラノのAさんも基本がしっかりしているからこそ難関の藝大大学院に合格したのです そんな未来ある若者にどうこう言う資格はあなたにはありません」
これについて、私は「歌唱・演技以外のところで批判的になっていると受け止められたようです。Sさんのお考えは、プロの演奏家は別として、将来ある学生のパフォーマンスについては温かい目でみてコメントすべきである、というものだと理解します これからもよろしくご指導いただければと思います」とコメントしました
これに対し、Sさんから再度コメントが寄せられました
「良識ある真摯な回答をありがとうございます。オペラ科の学生たちは、常に自分との戦いです 自分の演奏に対する評価も実は気にしています。大学院が終わった後の今後の進路についても、どうしていいか分からないのが本音です 褒められれば誰でも嬉しいですし、良くなかったところは皆自分で分かっています toraさんのブログは影響力がありますので、どうか学生たちの良いところだけをピックアップして、もっともっと褒めていただければ幸いです」
このコメントを見て、自分が いかに藝大の学部生や大学院生の置かれた厳しい現状を知らないかを思い知らされました また、「toraさんのブログは影響力がありますので」という言葉に接して、それまで「影響力」を意識したことがほとんどなかったので、初めて身の引き締まる思いがしました その当時もフォロワーが2000人近くいたので、特に若いアーティストに対しては「気軽に批判すべきではない」と痛感しました 私は次のようにコメントしてSさんにお礼の気持ちを伝えました
「Sさんがどのようなお立場にある方か知る由もありませんが、コメントを拝見して学生や院生たちの置かれた厳しい立場が初めてよく理解できました その上、彼らを思いやるSさんの優しいお気持ちが伝わってきて、なぜか嬉しい気持ちになりました これからは学生たちの応援団になったつもりでコメントしたいと思います こういう気持ちにさせてくださったSさんにあらためてお礼を申し上げます」
この日以来、学生オケをはじめ、若いアーティストの演奏についてブログで書く際には、できるだけ良い点だけを選んで書くようにしています なお、プロのアーティストやオーケストラの演奏については、余程プロらしくないミスなどがあった時は指摘しますが、基本的には良いところを取り上げるようにしています 批判ばかり書いていると、「せっかく生のクラシックを聴こうと思っていたのに、これじゃあ聴く気がしなくなる」と思われる恐れがあり、本末転倒になってしまうからです
そうしたことを含めて、Sさんのコメントは、私がブログを書く上で大きな転機をもたらしたと言えます