3日(水・祝)。わが家に来てから今日で3032日目を迎え、米国家安全保障会議のカービー戦略広報担当調整官は1日のオンライン会見で、昨年12月以降、ウクライナ東部バフムートなどでの戦闘でロシア側は2万人以上が死亡し、約8万人が負傷したとの推計を明らかにしたが、死亡の半数にあたる約1万人は民間軍事会社「ワグネル」に雇われた者で、大半は十分な訓練も受けずに投入された元受刑者だと見ている というニュースをみて感想を述べるモコタロです
ロシアは民間兵士の死者はカウントしないから ワグネル戦闘員は犬死のようなもの
昨日、夕食に「ビーフシチュー」と「生野菜サラダ」を作りました 今回初めて化学調味料無添加の「栗原はるみのビーフシチュー」にしました
また、いつもは牛バラ肉を使っていますが、今回はブロック肉にしてみました
とても美味しく、息子は大盛のお代わりをしていました
早稲田松竹でマーティン・マクドナー監督による2022年製作イギリス映画「イ二シェリン島の精霊」(114分)を観ました
物語の舞台は1923年、アイルランドの小さな孤島イ二シェリン島 住民全員が顔見知りのこの島で暮らす素朴な男パードリック(コリン・ファレル)は、長年の友人コルム(ブレンダン・グリーソン)から突然 絶交を言い渡されてしまう
理由も分からないまま、同居する妹や風変わりな隣人の力を借りて事態を解決しようとするが、コルムは頑なに彼を拒絶する
ついには、これ以上関わろうとするなら自分の指を斬り落とすと宣言する
そこまでしてパードリックとの会話を拒絶するのにはコルムなりの理由があった
【ネタバレ注意】
コルムは酒場でヴァイオリンを演奏して客を喜ばせたり、若者たちにヴァイオリンを教えたりしています そんなコルムには本当にやりたいことがありました
それはパードリックとの会話で明らかになります
パードリック(以下 パ)「なぜ急に俺のことが嫌いになったんだ? 昨日までは友だちだったじゃないか」
コルム(以下 コ)「お前みたいな退屈な奴と無駄話をしている暇はない この前、お前はロバの糞の話を2時間もしゃべり通していたぞ。ほかにやることがあるだろう
」
パ「読書とか・・・・。それじゃあ、お前は何がやりたいんだ?」
コ「音楽だ 作曲することだ
」
パ「音楽より人に優しくすることの方が大事だろう お前だって優しかったし、妹も優しい
」
コ「優しい人間が歴史に名を残しているか? モーツアルトは死んでも、彼の作品は今でも演奏され続けている 今から12年後のことを考えてみろ! お前に何が残っている
」
コルムは自分が老齢であることを十分に自覚しており、あと12年くらいしか残りの人生はないと考えています その貴重な時間を無駄に過ごすわけにはいかないのです
残りの人生でコルムがやりたいのは、ヴァイオリンを弾きながら作曲することであり、その曲名が「イ二シェリン島の精霊」なのです
私はコルムの人生観に共感しながら映画を観ていました 20代とか30代とか、まだ人生の折り返し点に到達していない人は良いけれど、歳を重ねるにしたがって、残りの人生を無駄に生きたくないと思うようになります
いつも自己中心的で相手への思いやりがない人、偏見だらけの人、他人依存度が高く何歳になっても自立心が育っていない人、特別な目的意識もなく だらだらと生きている人 ー (病気の人は別として)そういう人とは一緒にいたくないと思います
コルムの警告を無視してパードリックが何度も話しかけたことから、結局コルムは左手の指をすべて斬り落とすことになりますが、ヴァイオリンは片手だけでは弾けません しかし、その時、コルム作曲「イ二シェリン島の精霊」は完成していました
観客はそれが後世の演奏家によって弾かれ続けることを祈るしかありません