災害法制に「福祉の視点」を

2025年03月10日 12時23分11秒 | 社会・文化・政治・経済

2025年 3月 6日

(公明ニュースプラス)災害法制に「福祉の視点」/助かった命 失わせない/改正法案、被災者の健康・生活守る

#公明新聞電子版 2025年03月06日

2月14日に閣議決定された災害対策基本法などの改正案は、公明党の主張を反映して災害時の「福祉サービスの提供」が明記されるなど、福祉的支援の充実をめざす内容となっている。

■在宅避難者をケア、平時から備え強化

避難所を中心に高齢者らの体調確認や相談支援に当る介護福祉士や社会福祉士などで構成される災害派遣福祉チーム(DWAT)は、今回の改正案で、活動範囲広がり在宅や車中泊の避難者らにも必要なケアが届けられるようになる。

福祉関係者との連携強化も盛り込まれた。

法的な裏付けにより、災害時の福祉活動に対する公的な支援や財源の拡充が期待されるほか、平時から関係団体が準備を進めやすくなる。

■高齢化率が年々上昇、関連死の増加大

 

2024年12月6日 公明新聞

災害法制「福祉」の視点を

要介護者、障がい者支援など 
能登被災地 無料法律相談 延長せよ 
衆院予算委で河西氏

衆院予算委員会は5日、石破茂首相らが出席して石破内閣の基本姿勢に関する集中審議を行い、公明党の河西宏一氏が質問に立った。

質問する河西氏(左端)=5日 衆院予算委

河西氏は、能登半島地震の教訓に触れ、災害時の救助などを規定する災害救助法の枠組みで福祉的支援が位置付けられていないことから、要介護者や障がい者などに対する「訪問型を含めた相談支援や介護などの生活支援、子ども子育て支援を含む福祉サービスを明確に位置付ける法改正を」と訴えた。

石破首相は「福祉の観点を明確に盛り込み、国庫負担の対象とすることは重要なことだ。必要な法改正は躊躇してはならない」と答えた。

また河西氏は、能登地震の被災地では、法テラスによる資力を問わない無料法律相談が実施されているが、法律上、期限は年末で終了すると指摘。一方、9月の豪雨被害で依然として相談のニーズは高いとし、「地震と豪雨の一体的な災害対応の下、来年9月まで無料法律相談を延長してもらいたい」と強調した。

石破首相は「法律相談のニーズがある以上、政府としてきちんと対応していく」と述べた。

政治改革を巡って河西氏は、国会議員の政治資金をチェックする第三者機関について、独立性のある「3条委員会」として行政に設置するべきだとした上で、憲法62条に基づく国会の国政調査権の範疇に、立ち入り調査権は含まれるかどうかを確認。岩尾信行内閣法制局長官は「現行法上、国政調査権の行使の手段としては、立ち入り調査権は憲法上認めていないというのが通説だ」と答えた。

供給網ごとの価格転嫁へ省庁横断型チーム創設も

一方、河西氏は、中小企業の価格転嫁の動きが緩やかだと指摘。その要因として、サプライチェーン(供給網)には複数の業界や所管省庁が絡み合っていることを挙げた上で、価格転嫁の実効性を高めるため、供給網ごとに課題を分析する「オーダーメード型の対策を進める省庁横断型のチームをつくってはどうか」と提案した。

武藤容治経済産業相は、価格転嫁の迅速化に向けて、公正取引委員会や関係省庁が一体となって「深掘りしていきたい」と応じた。

年収の「103万円の壁」を巡り河西氏は、物価や賃金、為替動向などの経済指標を基に課税最低限をスライドさせる自動調整機能を税制自体に入れるべきだと提起した。


防衛省 来年度予算案の概算要求 過去最大の8兆5389億円に

2025年03月10日 12時20分56秒 | 社会・文化・政治・経済

防衛省は、来年度予算案の概算要求で、過去最大となる8兆5000億円余りを求めることを決めました。複数の小型衛星を連携して情報収集するシステムを構築する費用などを盛り込んでいます。

防衛省は、来年度予算案の概算要求について会議を開き、最終的な調整の結果、8兆5389億円を求めることを決めました。

今年度の当初予算を8140億円上回り、過去最大の要求となります。

このうち、弾道ミサイルの発射の兆候を把握したり、敵の艦船などを探知・追尾したりするため、複数の人工衛星を連携させて情報を収集するシステム「衛星コンステレーション」を構築する費用が初めて盛り込まれ、3232億円を計上しています。

また、敵の射程圏外から攻撃でき「反撃能力」としても活用する「スタンド・オフ・ミサイル」として、艦艇から発射できるよう改良し、射程距離も伸ばした「12式地対艦誘導弾」に、170億円を計上するなどしています。

このほか、▽侵攻してきた敵の車両などを攻撃する小型の無人機の取得や、▽違法なドローンを探知して無力化する器材の導入費用なども盛り込まれています。

政府は、防衛力の抜本的強化に向けた整備計画に基づいて、令和9年度までの5年間にあわせておよそ43兆円を支出するとしていて、防衛費は昨年度から急速に増えていますが、それを賄うための増税は実施時期が決まっておらず、9月の自民党総裁選挙などでも論点となることが予想されます。

概算要求に新たに盛り込まれた主な事業

【航空自衛隊の自動警戒管制システムを大規模改修】
弾道ミサイルなどの攻撃に対応するため、航空自衛隊の自動警戒管制システム、いわゆる「JADGE」を大規模に改修するとしています。
モバイル端末を使って、防空指令所以外の場所からも指揮できるようにするとともに、極超音速ミサイルへの対処能力も向上させるとして、126億円を計上しています。

【旧式の戦車 一部を保管へ】
戦いを継続する能力=「継戦能力」を強化しようと、使われなくなった戦車の一部を廃棄せずに保管することになりました。
ことし3月で退役した「74式戦車」をおよそ30両、後継の「90式戦車」のうち使われていない数両を、それぞれ保管するとしています。
こうした予備の装備品を維持するため、7億円を計上しています。

【新たな装備品の研究開発費】
新たな装備品の研究開発費も盛り込まれています。
具体的には、▽潜水艦から大型のミサイルを発射できる垂直発射システムに300億円、▽多数の無人機による襲撃などに対応する護衛艦のレーザーシステムに191億円、▽隊員と連携して敵を攻撃したり物資を運んだりする陸上型の無人機に14億円を、それぞれ計上しています。

概算要求に新たに盛り込まれた施設整備

【東京 南鳥島 訓練用の射撃場計画】
東京 小笠原諸島の南鳥島では、地上から海上の艦艇を攻撃する陸上自衛隊の「12式地対艦ミサイル」の訓練用の射撃場の整備が計画されていて、再来年度以降の運用開始を目指しています。
この射撃場の整備や、発射したミサイルを追尾するレーダーを配備する費用として、48億円が盛り込まれています。

【長崎 佐世保分屯地と鹿児島 鹿屋航空基地の弾薬庫整備への調査費】
2032年ごろまでに全国で130棟程度を整備することにしている弾薬庫について、新たに長崎県の佐世保分屯地と鹿児島県の鹿屋航空基地で、整備に向けた調査費が盛り込まれました。

【沖縄 北大東島 警戒管制レーダーと部隊の配備計画】
沖縄県の北大東島では、航空自衛隊の移動式の警戒管制レーダーと部隊を配備する計画で、令和9年度までに最低限の施設の整備を行うための費用などとして144億円が盛り込まれました。

【広島 呉に防衛拠点の整備検討 地形測量など】
広島県呉市では、装備品などの製造や物資の集積、艦艇の配備など、複数の機能を持たせた防衛拠点の整備を検討していて、地形を測量するための費用など5億円が盛り込まれています。

来年度の新たな部隊の発足計画

【海上自衛隊 情報作戦集団が発足】
海上自衛隊では、偽情報の拡散など「情報戦」に対応するため、情報技術やサイバー対策などを担う「情報作戦集団」が発足します。
これまで海上自衛隊にあった情報に関わる部隊を整理、集約して、防衛省に拠点を置き、指揮官には階級が最も高い海将が就きます。

【海上自衛隊 「水上艦隊」を新編】
海上自衛隊では、52隻の護衛艦を運用する「護衛艦隊」と、機雷の除去などを行う「掃海隊群」などを統合して、「水上艦隊」を新編します。
司令部は神奈川県の海上自衛隊横須賀基地に置き、海将が指揮官を務めます。

【航空自衛隊 宇宙空間監視部隊を規模拡大 名称「宇宙作戦団」】
航空自衛隊では、宇宙空間の監視などを行う部隊の規模を拡大して、名称を「宇宙作戦団」とします。
東京の府中基地に司令部を置き、人員はこれまでの2倍余りのおよそ670人に増えるということです。

【陸上自衛隊 沖縄 石垣駐屯地に「電子戦部隊」配備】
陸上自衛隊では、再来年度、沖縄県の石垣駐屯地に、電波情報を収集したり妨害したりする数十人規模の「電子戦部隊」を新たに配備するということです。
電子戦部隊は沖縄県の与那国駐屯地や那覇駐屯地などを含む全国13か所に配備されていて、今年度末までに宮古島駐屯地にも配備される予定です。

木原防衛相「国民の信頼あっての活動 気を引き締め努力」

木原防衛大臣は、防衛省の幹部を集めた会議で「防衛力・抑止力のさらなる強化に向け、必要な事業を着実にスピード感を持って実施していく。防衛省・自衛隊の活動は、国民の信頼があってのもので、一層気を引き締めて努力していかなければならない」と述べました。


平時の備えと行動が命を守る

2025年03月10日 10時53分03秒 | その気になる言葉

▼芸術は魂を鼓舞する。

心を豊かにし、前進の力を漲らせる。

人間と人間を近づけ、心と心を結ぶ不思議な力がある。

▼海よりも壮大な眺めがある。

それは大空だ。

大空より壮大な眺めがある。

それは人間の魂の内部だーユゴー

ヴィクトル・ユーゴー
フランス子爵 (1845–48)

ユゴーの名言

ヴィクトル・ユーゴーの名言には「人は強さに欠けているのではない。意志を欠いているのだ」、「真の恋の兆候は、男においては臆病さに、女は大胆さにある」などがあります。

代表作は『レ・ミゼラブル』『ノートルダム・ド・パリ』『九十三年』など。ロマン主義の詩人・小説家。

▼東日本大震災から14年。

平時の備えと行動が命を守る。

「完璧でなくていいから、平時から本気で防災に取り組む」ことが重要だ。

肝心なのは、「自分の命、大切な人の命を守る」という一点だ。

<本気の一人>となり、防災に向き合うことが大切だ。

<今、ここで地震が起きたら>と想像力を湧かせ、着実な備えを重ねたい。

▼「闇バイト」は破滅への一方通行。

誘わても断固拒否!危険性を周知へ。

▼広島、長崎への原爆投下から80年。

被爆者たちの平均年齢は85歳を、超えた。

永続的な「平和の継承」鍵は「無関心の壁」を打ち破る―これに尽きる。

ある意味、無関心は反対よりも、つらいことだー被爆者は言う。

▼不安や苦しみ、悩みが出てくるからこそ、成長できる。

「大変」だからこそ、大きく変われるのだ。

▼小グループでの語らいは、一方通行ではなく、皆の声に、じっくり耳を傾けることができる。

本当の悩みや疑問を聞き、それに答えることができる。

つまり、納得の対話ができr。

これが重要なのだ。

また、一個の人間対人間として、強い絆を結ぶことができる。

それが心の結合をつくっていく。

▼耳は二つあることは、話す2倍聞くためである。

聞いてもらうだけで、悩みが晴れる場合もある。

話しているうちに答えが見えてくることもある。

お互いに、新たな高みへと向上していけるのが、対話の不思議な力である。

 


200万人の「挫折」と「成功」

2025年03月10日 10時11分32秒 | 社会・文化・政治・経済

200万人の「挫折」と「成功」のデータからわかった 継続する技術