看護指針
生命の尊厳を探究する生涯の学び
生きる力を引き出す励まし
共に勝利の人生を開く智慧と慈悲
生老病死に直接関わる看護職には、高度の専門性と技術力に加え、多様な人々と向き合う人間性や倫理観が求められる。
幅広い教養力と、豊かな国際性を育成する。
文化や習慣の違う多様な人々と向き合う力が、社会で求められている。
アフリカ・ザンビアでの研修では、貧富の格差が人間の生死に直結する現実に衝撃を受けたという。
また、現地の病院の看護師不足の実態を目の当たりにした。
医療格差の非情さを肌で感じ、一人でも多くの命を救える看護師になろうろと決めた研修だった。
国際看護ゼミの魅力は、国境を超えて学べる教育環境であり、世界的視野で学べたことが、今の看護人生につながっているそうだ。
また、別の研修生は、フィリピンとアメリカでの研修に参加し、医療設備や衛生面で大きな隔たりがあることを目にした。
そして、「看護の分野で、途上国の人々の役に立ちたい」と決意した。
「一人一人の幸福のために、生涯学びの看護」を貫いていきたいと述べていた。
看護学生の可能性を信じ、励まし続ける教授の姿。
一人一人のために、努力を惜しまない先輩の姿勢は、患者や後輩と接する際の自身の規範となっている。
新型コロナウイルスのパンデミックが起こった際には、家族の立ち合いもかなわず、命を落した多くに患者を幾度も見送ってきた。
精神的にも肉体にも苦しい状況の中で、看護指針を思い出し、<一人一人の生きる力を引き出し、勝利の人生を開く看護を>と奮い立った。
「どんな状況でも希望を忘れず、苦しみを抜き、楽しみを与える」—この看護指針・信念を胸に、患者さんの最後の声、懸命に生き切った姿を家族に伝える大切な使命を果たそうと、全力で一人一人と向き合ったという。
看護師一人一人が蘇生のドラマを起こそうと、日々、生老病死の現場で奮闘している。
「確固たる生命哲学を持った人材の存在が、これからの時代にどれほど重要か」
看護指針の精神を受け継ぐ看護師の使命は計り知れない。
看護学生の限りない可能性を開き、それぞれの場で、<人々の生きる力を引き出す看護師>を一人でも多く輩出し、治療現場へ送り出すことが「国際看護ゼミ」の目的である。
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