ねらい
静脈血に酸素を送り込む実験を通して、血液には、酸素を取り込むはたらきがあることを知る。
内容
血液には、二つの流れがあります。
心臓から肺に行き、心臓に戻ってくる肺循環と、心臓から全身に回り、心臓に戻ってくる体循環です。心臓から出た血液は、動脈を通って、体の隅々にまで運ばれます。
動脈は枝分かれを繰り返し、細い血管に分かれます。最も細い血管を毛細血管といいます。赤血球が、毛細血管の中を、形を変えながら流れていきます。
血液が、運んできた酸素と養分を周りの組織に受け渡しします。赤血球には、酸素を受け渡しする、ヘモグロビンがあります。ヘモグロビンには、酸素が多いところでは、酸素を受け取り酸素の少ない所では、酸素を手放す性質があります。これは足の血管網です。
こちらは、腎臓の中にある血管。ここを通る間に、血液中の水分や水に溶けた不要物が血管の外に出され、尿となります。これは耳の中、音を感じとるうずまき管にも、血管が張り巡らされています。
血液は、血管を通り体の隅々にまで流れているのです。
血液の循環
体をめぐる血液には、動脈血と静脈血があります。
静脈血に酸素を送り込むと、赤血球にあるヘモグロビンに酸素が結合し、鮮やかな色に変わります。
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