レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

サッポロ北街ひとり日誌(23–1)− 四年ぶりCome back!

2023-11-22 23:53:05 | 日記
こんにちは/こんばんは。

前回の更新から二ヶ月。もう言い訳しようもありません。ただただ怠惰のなせることです。m(_ _)m

そして二ヶ月ぶりの今回は、四年ぶりの「サッポロ北街ひとり日誌」となります。今月の前半、札幌へ戻ることができたのです。最後に日本の地を踏んだのは2019年の夏。その後のCovidがもたらした大混乱のおかげで、まるまる四年間も日本へ戻ることができないでいました。

四年間の不在というのは、実に1992年の四月にアイスランドへ移った後、1996年の四月まで戻らなかった時以来の「お久し振りさ」なのです。その頃日本に戻らなかったのは、生活が不安定で「戻れなかった」のですが。

2019年には、アイスランドへ戻ってからジュネーブまで仕事の旅行へ出かけました。そして、なんとワタシがアイスランドの外へ足を踏み出すのはその時以来だったのです。




眼下の富士山 
Pic after Me


そんなことは考えたことがなかったのですが、四年も空いてしまうと、なんと言うか「旅感覚」がなくなってしまうというか、「飛行機ってどうやって乗るんだっけ?」みたいな不安感が出てきましたよ。老人だな。

それでもなんとか自宅で事前チェックインをし、ボーディングチケットをスマホのWalletに収納。あとは空港で荷物のタグをプリントして預けるだけ。のはずが、空港へ行ってみると、プリント機が反応してくれません。

なんで?とにかく手元にあるのは予約確認書を印刷したものと、そこにくっついているバーコードのみ。それに反応してくれないと、どうしようもないのです。運が良かったのは、あまり混雑していない時間(朝の7時。ケフラビク空港のラッシュは6時前後)だったことで、暇そうな空港サービスのお兄さんに助けを求めました。

お兄さんは航空会社のカウンターまで行って尋ねてくれ、「カウンターで荷物を預けるように」と教えてくれました。サンキュー。でも、それじゃあ何のための事前チェックインなんだ〜?

今回のフライトは基本JALでチケットを買いました。中継地はフィンランドのヘルシンキで、羽田まで飛び、そこから新千歳まで。この航路はフィンエアー(Finnair)との共同路線となっており、往路はヘルシンキまではフィンエアー。そこからはJAL。復路は、羽田まではJAL。そこからフィンエアーになります。

以前は、必ず成田で半日の休憩時間を設けていました。スカンジナビア航空を使うと、成田着が朝の9時くらいになるため、空港内のレストハウスで小休止し、夕方の便で千歳まで行く慣わしでした。




しつこく眼下の富士山
Pic after Me


それが、Covidとロシアのウクライナ侵攻のあおりで、消えてしまった航路も多いですし(コペンハーゲンー成田は今はないはず。乞う復活)、発着時間もはちゃめちゃに。そういう関係で、今回はアイスランドから千歳まで、特に休息なしの直行となります。

最大の難関はヘルシンキから羽田までのフライトで、なんと14時間想定。本来なら9時間の航路なのですが、ロシアの領空を避けなくてはならないため、5時間もの余計な回り道を余儀なくされているのです。

当然、燃料の消費も5時間分増し。当然、チケット代も増し増し。誰もハッピーでない。「だから、戦争はやめてくれ」と言いたい気もしますが、ウクライナの人たちも好きで戦っているわけではない。戦わなかったらどうなるのか?ということを考えると、フライトの5時間増しくらいは我慢できます。

雨のヘルシンキ、ヴァンター空港。午後4時くらいにはもうすっかり暗くなっていました。これも四年ぶりにJALに搭乗。満員覚悟だったのですが、ラッキー!の60%搭乗率。隣りの席も無人でこれは幸先良い。

しかも機内エンターテイメントでの映画も結構面白いものが揃っています。最新作のインディ・ジョーンズもあるし(まだ観ていないし)、そのほかにもアヴェンジャーズ系や、ジュラシックワールドなど、結構好きなものが多い。

退屈をしのぐために、スマホにもかなりの映画をダウンロードしてきたのですが、これならスマホを出す必要はなさそう。

かつ、今回は食事が美味しかったです。今は基本二食しか出ません。飛び始めてすぐと、到着の二時間くらい前に二回。今回は、夕方の5時くらいの出発だったので、始めの食事がディナーとなります。

で、急にダイエットの話しになりますが、私は十月の末までケトジェニックダイエットをしていました。ほぼ八週間。その関係で、この機内食が美味しく感じたのかもしれません。ディナー完食。

ついでに言うと、二食目の朝食?も完食。羽田への到着は午後三時くらいだったので、本当はランチなんでしょうが、窓の外は夜明けっぽかったし、機内の独特な時間操作の故に「朝食」の感じでした。

今回の旅で気がついたのですが、機内食も変わりましたね。以前は、「More bread?」とか「コーヒーはいかがですか?」「Cha!?」とか言いながら、アテンダントのお姉さんたちが巡回したものですが、それがなくなりましたね。

到着が40分くらい遅れたので、飛行時間は十五時間に近かったろうと思います。それでも意外に楽でした。よく食べ、映画を観て、ビール一本とウイスキーを二杯飲んで、お休みなさい。気がつくと残り後五時間。ああ、もうそんなもんか。

空いているというのはありがたいです。トイレはいつでも行けるし、アテンダントのお姉さんもピリピリしてないし。言うまでもありませんが、ワタシはエコノミーですから。前期高齢者目前というのに。そういう人生。




さらに「おい」富士山 羽田空港より
Pic after Me


さて、ロシア領空を避ける、と書きましたが、実際に往路はロシア領空の南を通るもので、ゴビ砂漠の上を飛び、韓国上空を通過し、さらに京都上空を通過しました。

ちょうど日本の空に入いるかどうかくらいの頃から世が開け始め、フライトマップを見ていた私は「これは富士山を拝める」と気づきました。私は通路側の席だったのですが、隣りがいないため、露骨に身を乗り出して外を眺めることができました。

そして、予見通り富士山を見ることができましたよー。見上げるのではなくて、見下ろすというの不思議なものです。

無事に羽田に着き、一度荷物を受け取ってから、ターミナル移動。羽田も変わったし、乗り換え時間が短いのと、場所に慣れていないので多少焦りましたが、運良く乗る予定の便も出発が30分遅延ということで多少リラックス。

夕方の羽田からも遠方に富士山のシルエット。やっぱ心が和む。富士山は。オーロラなんかよりもはるかに見入ってしまいます。

夕刻の7時くらいに新千歳空港に無事到着。そこからはエアポートライナーで札幌へ向かいます。この辺りは、四年前と何にも変わってないような。続きは次回でーす。(*^^*)


*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。


藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com

Church home page: Breidholtskirkja/ International Congregation
Facebook: Toma Toshiki

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2 コメント

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Unknown (kuwasan)
2023-11-27 15:14:10
お久しぶりです。アイスランド➡日本の旅も結構変わったんですね。次回楽しみにしていますが羆にご注意を!(私は小樽出身です)
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ブログ当事者 (Toshiki Toma)
2023-11-28 07:32:40
kuwasanさん、
コメント、いつもありがとうございます。
小樽のご出身なんですか?小樽も訪ねて楽しいところですね。私の兄は一時小樽の住民でしたし、東京ロマンティカの「小樽の女性よ」も懐かしいです。なんて、知ってる人は僅かでしょうが... (*^^*)
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