スカンジナビア語の話しになったついでに少しデンマーク語について。アイスランドは第二次世界大戦終了間近までデンマーク王国の自治領だったので長らくデンマーク語は公用語のひとつでした。
1944年にアイスランドが完全な独立共和国として生まれ変わってからも、デンマーク語は義務教育での第一外国語であり続けました。今では必ずしも第一外国である必要はなくなりましたが、それでも学生たちはどこかで幾ばくかデンマーク語を学ぶ羽目になります。
さて前回書きましたようにデンマーク語の発音は他の北欧語の発音とはかなり異なっています。アイスランド語やノルウェー語は口の前の方で舌をよく使って発音するのですが、デンマーク語はのどの奥の方から音を出します。よく「ジャガイモを口に入れたまま話すようだ」と言われます。
またノルウェー語やスウェーデン語はほぼ書かれた通りに発音していくので、ある意味とても分かりやすいのですが、デンマーク語は発音が省略されたり、明らかに書いてあるスペリングとは異なった発音になることがとてもよくあります。そのため話されるデンマーク語はちょっと中国語を聞いているような感じがすることがあります。(これはワタシの感想)
有名な童話作家のアンデルセン。Andersenと綴りますがアイスランド語では「アンデルセン」アにストレスを置いてルを巻き舌にして発音します。マンマです。ところがこれがデンマーク語では「エナション」のようになります。エはアとエの中間のような音といったほうが正しいでしょうが、Dの音は消えてしまいsenがション的になります。
いちいち挙げても退屈するだけでしょうが、長文になった場合にはデンマーク語とアイスランド語では発音数にかなり差が出て来るように思われます。例えばHallgrimurはよくあるアイスランド名ですが、アイスランド語ではハットゥルグリームルとかなり長い発音になります。これがデンマーク語ではハルグリーm(最後はmだけで曖昧に終わる)だけになってしまいます。(これもワタシの感想です)
アイスランド人は早口が多いとよく言われますし、実際にラジオなどを聞いているとそのように感じられます。これはおそらく文字に忠実に発音していく故に、早口でしゃべらないと追いついていかないからではないかと思うのです。
前に少しデンマークを勉強したことがあるのですが、なぜノルウェー語とかでなくデンマーク語を選んだかというとテレビの影響です。アイスランドではデンマークのTVシリーズを放映することがよくあります。そのうちのひとつに「Ornen」(鷹)というものがありました。ポリスものです。これにはまってしまい「デンマーク語を話したい」と憧れたのです。そのシリーズにきれいなデンマーク女性が登場してファンになりました。クリスマスにファンレター的なノリでカードを送ったのですが、なんと三日後に返事が来たのですよ!
人柄もいい美人女優Lotte Munkさん
–Myndin er úr LotteMunk.dk-
デンマークもそういう点ではまだまだ小国なんでしょうね。確かに超人気の女優さんではなかったのですが、それからも時々メイルをやりとりしたりしてFacebook友達でもあります。かなり舞い上がりました。ポッ!... (^-^;
一度誕生日に寺山修司の英訳付きの本を贈ったことがあるのですが、後日演劇のセミナーでその本を使った、とメイルで伝えてきてくれました。会ったことはありません。178センチあるので引け目...
話しが大きく逸れました、スミマセン。結局デンマーク語の学習はある時点でストップしてしまいました。理由の第一は私の周囲にデンマーク人がいなかったからだと思います。やはりことばは実際に使う機会がないとモチベーションが下がっていってしまいますね。
その点、アイスランド大学で日本語を学んでいる若い諸氏は周囲に大勢日本人がいるのでラッキーです。チャンスを積極的に利用して欲しい者です。以外とシャイなのが多いからなあ...
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
1944年にアイスランドが完全な独立共和国として生まれ変わってからも、デンマーク語は義務教育での第一外国語であり続けました。今では必ずしも第一外国である必要はなくなりましたが、それでも学生たちはどこかで幾ばくかデンマーク語を学ぶ羽目になります。
さて前回書きましたようにデンマーク語の発音は他の北欧語の発音とはかなり異なっています。アイスランド語やノルウェー語は口の前の方で舌をよく使って発音するのですが、デンマーク語はのどの奥の方から音を出します。よく「ジャガイモを口に入れたまま話すようだ」と言われます。
またノルウェー語やスウェーデン語はほぼ書かれた通りに発音していくので、ある意味とても分かりやすいのですが、デンマーク語は発音が省略されたり、明らかに書いてあるスペリングとは異なった発音になることがとてもよくあります。そのため話されるデンマーク語はちょっと中国語を聞いているような感じがすることがあります。(これはワタシの感想)
有名な童話作家のアンデルセン。Andersenと綴りますがアイスランド語では「アンデルセン」アにストレスを置いてルを巻き舌にして発音します。マンマです。ところがこれがデンマーク語では「エナション」のようになります。エはアとエの中間のような音といったほうが正しいでしょうが、Dの音は消えてしまいsenがション的になります。
いちいち挙げても退屈するだけでしょうが、長文になった場合にはデンマーク語とアイスランド語では発音数にかなり差が出て来るように思われます。例えばHallgrimurはよくあるアイスランド名ですが、アイスランド語ではハットゥルグリームルとかなり長い発音になります。これがデンマーク語ではハルグリーm(最後はmだけで曖昧に終わる)だけになってしまいます。(これもワタシの感想です)
アイスランド人は早口が多いとよく言われますし、実際にラジオなどを聞いているとそのように感じられます。これはおそらく文字に忠実に発音していく故に、早口でしゃべらないと追いついていかないからではないかと思うのです。
前に少しデンマークを勉強したことがあるのですが、なぜノルウェー語とかでなくデンマーク語を選んだかというとテレビの影響です。アイスランドではデンマークのTVシリーズを放映することがよくあります。そのうちのひとつに「Ornen」(鷹)というものがありました。ポリスものです。これにはまってしまい「デンマーク語を話したい」と憧れたのです。そのシリーズにきれいなデンマーク女性が登場してファンになりました。クリスマスにファンレター的なノリでカードを送ったのですが、なんと三日後に返事が来たのですよ!
人柄もいい美人女優Lotte Munkさん
–Myndin er úr LotteMunk.dk-
デンマークもそういう点ではまだまだ小国なんでしょうね。確かに超人気の女優さんではなかったのですが、それからも時々メイルをやりとりしたりしてFacebook友達でもあります。かなり舞い上がりました。ポッ!... (^-^;
一度誕生日に寺山修司の英訳付きの本を贈ったことがあるのですが、後日演劇のセミナーでその本を使った、とメイルで伝えてきてくれました。会ったことはありません。178センチあるので引け目...
話しが大きく逸れました、スミマセン。結局デンマーク語の学習はある時点でストップしてしまいました。理由の第一は私の周囲にデンマーク人がいなかったからだと思います。やはりことばは実際に使う機会がないとモチベーションが下がっていってしまいますね。
その点、アイスランド大学で日本語を学んでいる若い諸氏は周囲に大勢日本人がいるのでラッキーです。チャンスを積極的に利用して欲しい者です。以外とシャイなのが多いからなあ...
応援します、若い力。Meet Iceland
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