峠おやじの「たわごと」

峠、自転車、キャンピングカー、野菜、園芸、時事ネタなどをぼやいてます。

性的成熟

2019年03月05日 | 自転車
またまた意味深なタイトルをつけちゃいました。

「ど根性トマトの逆襲」でも書いたようにハンディを背負う(逆境)と生物は早く一人前になろうと他に先んじます。それは性的成熟。つまり生殖・繁殖できるようになることです。生殖・繁殖とは子孫を作ることです。トマトでいえば花が咲いて実(種子)ができることです。



一人前になっても生殖・繁殖能力は色々な条件が整わないと発現しません。季節要因、陽の長さ、気温、栄養状態。種によってそれぞれ決まった要因がありますが、不思議なのが最後の栄養状態です。

生物は飢餓に陥ると、危険を察知して子孫を残すように体が反応します。そのため枯れる前に多くの花を咲かせる『死に花を咲かす』とか戦前の日本のように兄弟姉妹が多い『貧乏子だくさん』という言葉が生まれました。

生物は自分のDNAを再生産するのものですから、自分が死ぬ時はDNAを残すために子孫を作ります。

自分が死ぬ時とは、体(細胞)を再生するのに使うカロリーが不足するときや、老化で細胞の再生がとどこおってきたときです。

そんなとき同じカロリーを使うなら子孫を作る方が効率的ならそのカロリーを子孫を作る方に使うようになります(ジャレド・ダイヤモンド博士の説)。人間の場合はそれだけではないですが、飢餓状態なら当てはまります。それも性的成熟の一種です。

私が結婚して1年経ったころ、営業で訪問した農家の方から
「作物でも肥料をやりすぎると肥料ボケして実が成らん。最近の若いもんも栄養が良すぎるので子供ができん
と言われたことがあります。

ですから、栄養状態と繁殖とはけっこう相関関係があるのだなあと「ど根性トマト」を見ていて再認識した次第です。


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コメント (2)
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