キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

ラブ・アクチュアリーを見てて不思議に思ったこと

2013年02月04日 | ☆エンタメ-映画
ラブ・アクチュアリーの記事を書いたおかげで、友人がこの本を貸してくれました。すごくよい本です。
脚本に、和訳、そして字幕の和訳が併記されていて、英語についての解説までついている学習本です。イギリス映画なので、イギリス独特の言い方などの解説もあったりして、いと楽し。

どうでもいいことなんですけど、この映画見てて疑問と言うか、気になってることがあります。

それは服装について。

ジュリエットが夫の親友に告白を受けるところ。
部屋で半袖ニットをへそだし状態で着ています。
で、そのまま外に出て行くわけですが・・・。
部屋の中はそんなに温かいのですね~。

恋人に裏切られて傷心南フランスの別荘で仕事をするジェレミー。
いくら南仏とはいえ、窓全開にしたり、外の東屋みたいなところで仕事するのはどうなのか?寒くないのか?寒中水泳して二人とも熱も出してないみたいだからあったかいのかな?

最後の空港のシーン。
飛行機から降りてきたアメリカ娘たちがみんな肌露出しまくりの服だったのは、まあいいとして。これから旅立つはずのジュディーがあんなに薄着なのはなぜ?
1月のロンドンの空港ってそんなに暖かいの?
でも出迎えにきてたナタリーはコート着てたな~。
ジュディーは空港まで来てた服はもう荷物に入れて預けたのか?

どうでもいいことなんですけど、すごく気になってます。
ロンドンって東京より寒いと思うのですが、体感温度違うのかな?



ドライビング Miss デイジー 1989年

2013年02月03日 | ☆エンタメ-映画
久しぶりに見ました。
ダンエイクロイドが出ている映画ということで、90年代に一度ビデオ借りてきて見てるはずなんですが、ほとんどのシーンを覚えていませんでした。
見たと思ったのは気のせいかな?

アカデミー賞を受賞したミスデイジー役のジェシカタンディーも素晴らしいですが、やはりモーガンフリーマン。職人っていうか、上手い人ですね。
しゃべり方、笑い方、他の役で見る彼とはぜんぜん違う人でした。

そして私のお目当てのダンエイクロイド。
彼もよかったですね。
包容力のあるアメリカの事業家って感じでした。
でも可愛い息子。
そして体格も包容力に説得力がついてました・・・・
ああ、エルウッド(ブルースブラザース)だったころのダンよ、もう一度。

いいシーンがたくさんありますが、
ミスデイジーがホークと二人でアラバマへ長距離ドライブにでるくだり、途中車を止めてランチしますが、そのときにすっかりくつろいだ気分で生まれて初めて海を見たときのことを語るミスデイジーがすごくよかった。
とても可愛いらしく、みずみずしく、またホークへの信頼感や親しみも感じられ、そして何よりそのときの風景が目に浮かぶようで、口の中にしょっぱい塩水の味も蘇るようでした。


映画を見ててずっと疑問だったのは、「ミス デイジー」という呼称。
「ミセス ワサン」とはならないのですね。
ホークは初対面のときからミスデイジーと呼びかけているので、正式な呼び方のようにも思えるのですが。

あれは、あの時代のあの地域に独特の呼び方なのでしょうか?
それとも今でもそういう風によんでいいの?
私も「ミスYOKO」でいいのかな?

floppy と flopsy

2012年12月16日 | ☆エンタメ-映画
ノッティングヒルの恋人 をもう一度見ました。

その前に、去年のアメリカ映画 「ブライズメイズ」というのも見たのだけど…この映画、脚本がアカデミー賞の候補だったそうですが、作中に描かれる友人関係に全く感情移入できなかったのでした。
友人だからと言ってあんなに、ずけずけ、ズカズカ、他人のエリアに入り込んじゃうのは、やっぱり理解できない。
アメリカ人って、ああいう人付き合い普通なのかな?
これは何十年にわたり、常々アメリカ映画に感じていることなので、きっと概ね合ってるんだと思う。

そのあと、ノッティングヒルの恋人を見て、やっぱりこっちの友人関係だよね。
理解できるのは。と再認識。


それはそうと。
こに映画の中で、ヒューグラント演じる主人公ウィリアムの子供時代のあだなが、「へなちょこ」 だったのですが、
英語では floppy と聞こえました。
そして、そのあと、アナと公園にしのびこむシーンでおなじようにへなちょこって呼ばれるのですが、それは、flopsyときこえました。

で、調べて見たら、floppy には、まえにシャーロックのセバスチャンの髪型の話の時に出てきた意味とは別に「弱い」という意味もあって、flopsyは、その幼児語らしいと。しかも、「floppy hair」を画像検索すると、ヒューグラントさんの髪型がヒットするのも面白い符号。

floppy:だらりとした,締まりのない.元気のない,弱い.
flopsy:This word is frequently used in a childish way to describe rabbits' ears.


シャーロックにはまって、英語を毎日聞いているおかげで、単語が聞きとれて辞書がひけるまでになったのが嬉しいなー。





それと今日は、総選挙。
初めて出口調査を受けました。
日テレさんでした。

それにしても笑っちゃいけないけど、笑っちゃうほどの結果ですね。
前回も感じたことですが、 これが小選挙区制度の特徴ですね。
まるでオセロのよう。
原発に対しては反対の声が大きいと感じてましたが、結局のところ、容認が多数派だったのでしょう。消費税増税も容認派が多数。サイレントマジョリティーの姿が見えた気がします。


震災からの復興、原発、外交、経済、税制など、争点が山のようにあったはずなのに、最低レベルの投票率だったとか。なぜそう無関心でいられるのか、不思議です。

ラブ・アクチュアリー 2003年

2012年12月04日 | ☆エンタメ-映画
ラブ・アクチュアリー [DVD]
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ジェネオン・ユニバーサル


クリスマスに向けたこの時期にピッタリの映画。
ロンドンが舞台と言うことで鑑賞。
土曜は飲み屋さんで「クリスマスまでに合コン3本入れて気合入れて行きます!今年こそは!」とかいう若い男性の話を聞いたりして、久しぶりに私の周りもクリスマス気分です。


見終わっての感想。「これ、香港の旧正月オメデタ映画だ!」
たくさんスターが出てるし、概ねハッピーだし。


監督&脚本のリチャードカーティスさんは、「ノッティングヒルの恋人」も「フォーウェディング」も脚本を書いています。
あとはブリジットジョーンズの日記」を見ないとね。


冒頭から、Love Is All Around の替え歌のレコーディングシーン。
これで、ぷぷぷぷーっとなりました。
「ノッティングヒルの恋人」の感想記事でも触れた、1994年の映画「フォーウェディング」の主題歌だったんです。この曲。
地味な映画だったのに、映画のヒットに合わせてこの曲も売れまくりました。
もともとは60年代の曲で、このときもカバーだったわけですが、それがまた10年近くたって再度 クリスマスソングにカバーされるという、楽屋落ちに近いノリですが、こういうの好きなんです。



映画はたくさんの登場人物がいて、それぞれが家族だったり、隣人だったり、友人だったり、同僚だったりとゆるくつながりあっていて、各人にクリスマスにむけたドラマがあるという展開。

何しろ人が多いので、ひとつひとつをじっくり描けるはずもないのですが、このグランドホテル形式、かなり成功していると思いました。私は今回初見だったのですが、こういう話は、見ている観客のその時々の境遇や年齢などでいろいろに感想が変わっていくんじゃないかと感じます。

今の私が一番ジーンとしたのは、往年のスタービリーとマネージャーの「愛」。
長年一緒にいるうちにまるで家族のような関係を育ててたんですね。
そして返り咲いたその頂点で、大事なものを見失わなかった。
ハチャメチャなお騒がせおじさんだった、ビリーですが、ナンバーワンになるにはやっぱりそれなりの理由があるわけで。
愛がいっぱいあるひとなんだなーと、ビリー最高!
ビリーの顔の綺麗さとファッションも大好きでした。

それから、2番目はリーアムニーソン演じるダニエルとその義理の息子サム。
とにかくサムが可愛い!
気の強いチワワみたい。

病気の弟を優先してしまうために、自分の恋が上手く行かないサラの話は切なかったですね。幸せになってほしいな。

アランリックマンとエマトンプソンの夫婦の話は、演技力も存在感もさすがの説得力で・・・・ここにはおとぎ話がなくて、リアルだった。
実はこの話が一番自分に近いのかもしれませんが(あわあわ)

コリンファースの小説家とポルトガル人家政婦さんの話は、一番おとぎ話チックだったけど、でも芸術家にはそういうことがあるのかも。
南仏の別荘素敵だったなぁ~。
二人ともあんな短期間(ほぼ1週間?)にそれぞれの言葉をしゃべれるようになっててすごい!(そこ?)


ヒューグラントの首相は、この人が首相になったいきさつがよくわからないけど・・・情けない感じがとても彼にあってました。
この人はいつもこんな役。脚本は当然あて書きなんでしょう。
ポインターシスターズのJUMPで踊りまくるシーンがよかったですね。
懐かしい曲でした、1983年だそうです。(映画で使われているのはそのカバー)


そうそう、ヒューグラントとエマトンプソンが兄妹の設定だったのですが、どうみてもエマトンプソンが姉じゃないのか?!sister、brotherの訳を適当にしたんじゃないか!?と思ったのですが、そうでもないみたいですね。
実年齢はエマの方がちょっと上。


親友の新妻への思いをどうにも告げられずにいた画家マークの告白シーンはよかったですね。切なくて。「ノッティングヒルの恋人」でも、主人公は親友の奥さんが好きだった設定でした。すでにいい友達になっていましたが。
この脚本家は、「親友の奥さんへの恋心」、「セレブと一般人の恋」という設定が好きなのかな?

アメリカに行ってモテモテのコリン。
あれはミルウォーキーという場所のチョイスがよかったですね!
でもなぜミルウォーキー?
そしてなぜミルウォーキーでバドワイザー?
ミラーを飲まなきゃ追い出されれるんじゃ・・ってそんなはずはありませんね^^;
そして登場するアメリカ娘はみんなモデルみたいに可愛い子ばかり。
イギリス人の皆さんがそんなに美人ぞろいではないのと対照的で、ここもおとぎ話「アメリカンドリーム」なのかな?


それから、われらがマーティンフリーマン(SHERLOCKのジョン・ワトスン)の演じるボディダブル(吹き替え役者)の恋は可笑しかったですね。やってることと話してることのギャップが。それが狙いだとは思いますが。
それにしてもマーティンのあの身体は・・・役作りだったんでしょうか?
マシュマロみたいなぼよよ~んってした身体は。
あのころ、今よりぽっちゃりですね。


今年の1月にマーティンフリーマンがイギリスのトーク番組に出演したときの動画を見たんですけど、同席した筋骨隆々な役者さん(何とかバトラーさん)との対比で、この映画で裸になったときの話をしていました。「自分はONEPACKだ!(キリッ)」と自虐的に威張ってました(笑)
ONEPACKはお腹の筋肉が割れてないことを指すのではないかと勝手に解釈。
(割れてる場合は6パックって言いますよね)

(この動画にはワンパックの部分は入ってませんが、中文字幕~しかも繁体字があったので思わずリンク)
[中文字幕] Martin Freeman 一向有話直?


「ノッティングヒルの恋人」 1999年

2012年12月01日 | ☆エンタメ-映画
ノッティングヒルの恋人 [DVD]
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ポニーキャニオン


テレビで見ました。はじめてみました。
1999年といえば、台湾にどっぷりはまったころで、もちろんこの映画のタイトルは知ってましたが、興味もわかずそのままになっていました。
今は、私に一大イギリスブームが訪れていますので、舞台がロンドンというだけ見たくなります。

ジュリアロバーツ演じるヒロインの名前がアナで、大スターにしては平凡なんじゃ・・・と思ってたのですが、見ているうちに気がつきました。
「あ、これはローマの休日なんだ~。だからアナなんだな~」

最後にはご丁寧に記者会見のシーンまであって、クスクスしちゃいました。

さて、この映画の見所は主演二人の非現実的なロマンスと言うことになるのでしょうけど、それ以上に主役ヒューグラント演じるウィリアムの友人たちがよかった!すごくリアリティーがありました。

アナとの別れで落ち込んだウィリアムにどんどん女性を紹介していくのも、ありそうな話。
とにかくあの友人たちはよかったなぁ~。

この友人関係の距離感、共感できるところが多いんです。
日本人に近いのかな?
つかず離れずと言うか、あまり友人個人のエリアにどかどか入らない感じがいいですね。
これは多くのアメリカ映画を見てるときには感じないものです。(これもアメリカ映画ですけど。。w)

ずっと以前に、やはりヒューグラント主演でアメリカ人の女性との恋愛を描いた「フォーウェディング」という映画がありましたが(この映画の公開時はまだ台湾にはまってなかったので劇場に見に行きました^^)、あの映画でも友人(フラットメイトの女の子)との関係がいいなぁと感じたものです。

そうか、イギリスでは、(恋愛関係でない)男女の部屋のシェアは普通のことなんだ。と、けっこう目からウロコの出来事でした。なぜかというと、当時経済的事情により職場の男性2人とルームシェアしていたからでした。(3DKを3人で^^もちろん、ただのシェア)
今は男女のシェアハウス、日本でも普通ですけど、当時は変人扱いで、この映画見て勇気づけられました。

と思ったら、この二つの映画、脚本家が同じ人なんですね~
なるほど、似てるわけだ。
この脚本家さん、他にも「ブリジットジョーンズの日記」や「ラブアクチュアリ」などの脚本も書いるんですね。どれも未見なので、見てみようと思います。
友人関係に注目して。
今度の日曜に「ラブアクチュアリ」はD-lifeで放送してくれるようなので、録画します。




で、「ノッティングヒルの恋人」の話に戻ります。
いちばん「おお~っ!」と心に残ってるのが、
大スターから最初のデートのオファーを受けたウィリアムが、
「しまった!今夜は妹の誕生パーティーやるんで・・・」となったところです。

このシチュエーション。
あなたならどうしますか?

たとえば、憧れのスターが日本に来て、何かのきっかけで夜にゆっくり会えるチャンスがあったとします。
でもそのとき別の予定が入ってたら・・・。
私だったら、ぜったいスターをとっちゃいますよ。迷わず。
だってね~そうでしょ。
こんなチャンスは二度とないんですから。

でも、ウィリアムは困っちゃうんですよ。
この時点で、御伽噺みたいな話が、リアルになってるんですよね。
ウィリアムがアナを自分のリアルな世界の住人として見ているってことなんでしょう。

それがわかったから、アナももっと魅かれていったのかもしれません。

普通の人は線を引きますよね。
「この人と自分は別世界の人間だ。だからこのチャンスを逃したら交わることは二度とない」
と考えるわけです。
その時間だけ魔法にかかったような気分だろうと思います。





この映画は、現実にはそうありそうもないことだけど、もしこんなことがおきたら・・・?という仮説をとても楽しく掘り下げてくれたなと思います。
そのあたりの微妙な感覚を上手く表現してるんじゃないかと思うのです。


あ、でもそんなにありそうもない話でもないのかも。
シチュエーションは違いますが、私もそれに似た体験があります。
憧れのスターが目の前にいて、自分と話をしてくれる。
それを、どう自分の中で取り扱うのか。
面白いテーマですよね。





さて、シャーロックの主演二人が相次いで来日するらしいです。
日本人のファンもいろんな思いを胸にすることでしょう。

大林宣彦『転校生』1982年

2012年11月21日 | ☆エンタメ-映画
NHKでやってたので見ました。
はじめてみました。
大林宣彦って見たことなかったかも。「時をかける少女」も見た記憶ない。

でも今回はじめて見て、いい映画だな~と思いました。
主演の二人が入れ替わった人格をとても上手に一生懸命演じていてよかったし。
小林聡美なんてあの年で、裸になる演技なんてすごく恥ずかしかっただろうな~と感心してみてました。

ユーモアもいっぱいだし。予算がなくてオリジナル音楽が使えず、版権の切れてるクラシックを使ったと言うのも、モノクロフィルムとあわせ、独特の雰囲気を出してましたね。

80年代初頭までのジェンダーの雰囲気、あんな感じだったかも。いまとは雰囲気がぜんぜん違いますね。父を立てる母たち。女の子らしくしてないとお嫁に行けなくなっちゃうと泣く女の子。今こんな映画作っても、うそっぽいでしょうね。

尾道が舞台ですがほとんど方言が出てきませんね。
ちょっと、あれれ?と思ったけど、尾道は風景であって、特に尾道の生活感を出す必要はないと考えたのかもしれませんね。そのため、吹き替え映画を見てるような感じもしました。

一人だけ「カブトガニ」の説明をする先生。
あそこだけが妙にリアルで生活感がすごくありました。
きけばあの方は監督の同級生の一般の人だったとか。
なるほど、それでか!

この映画とほぼ同世代だったワタクシ。
あの放送室のシーンなんかリアルだったな~。
中学校の放送室を思い出しました。
でも公開時に見ていたら、こんな感想じゃなかったことでしょう。
恥ずかしくて恥ずかしくて、受け入れられなかったかもね。


転校生 [DVD]
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バップ

シンガポール映画祭2012

2012年05月02日 | ☆エンタメ-映画
GWが終わったら、5/12~シンガポール映画祭が始まります。
東京六本木の「シネマート六本木」が会場で、いろいろ新しい映画も来るそうですよ。

まぁ私にとってはすべて新しい映画ですけどね~。
友人が運営にかかわっているということもありますが、今回は数本見に行こうと思っています。
面白そうなんですよ。

それに5/12のオープニングイベントでは、シンガポール料理が食べられる!タイガービールも飲めるらしい!
というのがとっても楽しみです!
土曜休みじゃないので有給休暇とって参戦しますよ。

映画より、飲み食いか・・・!
だってね、シンガポールの魅力ってやっぱり「食」もかなり大きな要素でしょ?

もちろん、映画も楽しみにしてます。


以下宣伝

Sintok2012:
2012年5月12日(土)~20日(日)
シネマート六本木にて開催!
http://www.sintok.org/
Sintok2012:
Saturday 12th ~ Sunday 20th May
at Cinemart Roppongi
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日本で一番有名な、あるいは唯一知られているシンガポール人といえば、リー・クアンユー元首相(現顧問相)。ディック・リー(ミュージシャン兼プロデューサー)、もしくは日本をベースに活動するレスリー・キー(写真家)といった方達でしょうか。

シンガポールには、様々な表情があります。日本ではその経済発展ぶりや、最近オープンしたカジノの事ばかりが報道されがちですが、面積は東京都23区程に過ぎない都市国家の人口の半分は外国人(ホワイト・カラー~単純労働者まで)。一方、シンガポール人の海外への頭脳流失は深刻な問題となっています。昨年の総選挙では、長年の一党独裁が揺さぶられる様な、野党の躍進もありました。

なかなか『顔』の見えてこないシンガポールだけに、映画を通じて発見できる事は沢山あります。

2009年に開催した第一回Sintok シンガポール映画祭では、人種や言語の構成、兵役などに皆さんの多くの関心が集まりました(上映時のQ&Aにて)。

日本やほかのアジアの国々と共通点がある一方、建国から46年を経て、独自の文化が着実に根付いているシンガポール。『アジア随一の国際派』と言われるこの国の実態を少しでも知る事で、これからの日本のあり方の一端も見えてくるかもしれません。

2回目となる2012Sintokでは、エリック・クーやロイストン・タンの『今まで東京で上映されたことのない作品』から、社会を映し出す意欲的なドキュメンタリー、マレー系・インド系の若手作家の作品まで、様々な作品の上映をいたします。


以上シンガポール映画祭FBページより引用

隣る人

2012年05月01日 | ☆エンタメ-映画
隣る人公式サイト
http://www.tonaru-hito.com/


「全身全霊で愛を求める児童養護施設の子どもたちと、その隣に寄添う職員たち。カメラは離れて暮らす親と子の溝を、そして施設の家族のような生活を見つめる。」
アジアプレスHPから

隣る人 Never Let Me Go

監督:刀川和也
撮影:刀川和也・小野さやか・大澤一生
編集:辻井潔
構成:大澤一生
企画:稲塚由美子
製作:アジアプレス・インターナショナル
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先週、フェイスブックで高校の同級生から流れてきた情報でした。

ドキュメンタリー?
子供?
養護施設?

日頃の私の興味とはあまり接点のない映画でしたが、
ひとつだけ接点がありました。

これが初監督作だと言う「刀川和也」さん、
高校のクラスメートだったんです。

2連休前の土曜の夜だし、仕事帰りでも十分間に合う9時過ぎからのレイトショーだし、監督のトークショーもあるということで、まずは20数年ぶりの同級生見たさで行って見ました。


会場は下高井戸シネマ。
「優れたドキュメンタリー映画を見る会」というイベントの一環でした。
ぴあで1000円の前売りチケットを買い、8時前に劇場に行って整理券もらったら13番でした。
軽く夕飯を食べて劇場に戻ってみると、すごい人だかり。
「わ~お客さんいっぱいいるんだな~」
地味なドキュメンタリー映画の上映会なんて、お客さんもまばらなのでは・・・などと勝手な想像してました(映画祭とかでもそういう映画ばかり見ているので)
ごめんなさい。
最終的に席は満席になり、補助席まで出る勢い。
すごいんだ・・。


で、映画の感想。


上映後のQ&Aでの指摘してた人がいましたが、テロップ(キャプション)なし、ナレーションなし、音楽なし。
の日常生活そのものを写しつないだように見える映画でした。
ホームムービーみたいな・・・(や、ホームムービーもいまやBGMやキャプション普通ですね)

映画的装飾が全く取り払われた映像ですが、その分観客も監督の目になってそこで繰り広げられるドラマに入っていくことが出来ます。
8年間取材し、7~800時間分もの撮りためた映像があったそうですが、その中から90分の映画として作り上げているので、完全に監督の伝えたいことを見せてもらっているのでしょう。

私に伝わってきたのは(私が勝手に感じただけかも)
「人間は存在するだけで価値がある」ということです。

○○してくれるから・・・
私にとって××だから・・・
役にたってるから・・・

という条件付でなく、そこにいるだけでもう十分!100点満点!
本来そういう存在なんだ。
ということ。

監督が言いたかったのが、本当にそういうことだったのかは分かりませんが、
映画を見終わってまず浮かんできた言葉は、
「人間であることに自信が持てる感覚」でした。


きっと子育ての経験のある方が見れば、子供の様子に目が釘付けになることでしょう。職員の方を見て、自分の子育てへの振り返りなども起こりそうです。
また、自分自身の子供時代にトラウマのある人が見るとまた違う感想でしょう。登場する子供に感情移入するかもしれません。

映画の作り方として、まったく押し付けるところがないので、見る人それぞれにちがった見方になりそうです。

この映画が映している状況が身近にある人に比べれば、私の感想はとっても薄いものかもしれませんが、縁のない人が見ても受け取れるものがあるのが、本当によい映画じゃないかなと思います。


映画の中身についても少し触れます。
埼玉県のある養護施設の職員と子供達を撮った映画です。
その職員の方と、子供達のキョリが衝撃的でした。
だって、職員さんみんなその施設に住んでるんです。
自分の担当する子供と一緒の部屋で寝起きしてるんです。
まるで親のように。
この職員の方々のお話を聞いてみたいと思いました。

下高井戸のは、イベントでの上映でしたが、今後全国順次ロードショーだそうです。


◎女性限定試写会

日時:5月4日13:00開場~16:15(予定)
場所:渋谷ウィーメンズプラザ円形劇場
費用:無料
定員:125組250人(申込必要、先着順)
(トークイベントもあります)


◎全国上映情報

東京都 ポレポレ東中野 2012年5月12日(土)~終映日未定
    1日5回上映 11:00/13:00/15:00/17:00/19:00 
大阪府 第七藝術劇場 時期未定
兵庫県 神戸アートビレッジセンター 時期未定
愛知県 名古屋シネマテーク 時期未定
新潟県 新潟市民映画館 シネ・ウインド 時期未定


おすすめします。
子育てに縁がある人はもちろん、縁がない人も。
養護施設に興味がなくても。
人生に肯定的になりたい人、特におすすめします。

のだめカンタービレ

2009年12月27日 | ☆エンタメ-映画
のだめカンタービレ 23巻
二ノ宮 知子
講談社

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この週末に大いにはまりました。
今映画が公開中なのだそうですが、それは見ていません。
youtubeにアップされている、映像をつなぎつなぎ、ドラマもアニメも全部見ました。
ほとんどが、外国映像。
中国語、英語、スペイン語、タイ語、ベトナム語(?)などの字幕がついていました。
なんだろ?
むこうのテレビ放送?
原作漫画も講談社の会員になり、読めるところまで立ち読み。
全部見たので、とりあえず満足。

ですが、おかげで、大掃除も、旅行の準備も、年賀状も
すべて吹っ飛んでしまいました。
旅行まで、もう休みがない。
楽しみにしていたはずの「坂の上の雲」までも吹っ飛ばしてしまった。


のだめちゃんは、アニメバージョンが好き。
千秋センパイと黒木くんはドラマがいいですね。
(特に黒木君はもともとお気に入りのキャラなので、いい役者さんでよかった。この俳優さんは「オトコマエ」に出てた人ですね。)
ベッキーのターニャもかわいらしさが出ていて、なかなか。
シュトレーゼマンの竹中直人は、もうどうでもいいんです。
あの人がやれば、どんなに原作と違っていようと、すべて許せます。
面白いです!

今公開中の映画は、演奏部分が映画館で見るととてもいいという評判なので、機会があれば見に行きたいです。
そういえば「海角七号」もやってるのですよね。
日本語字幕で見てみたいですね。

大脱走 スティーブ・マックイーン

2009年11月11日 | ☆エンタメ-映画
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昭和38年11月11日の出来事昭和38年公開の映画 「大脱走」
昭和38年公開の映画 「大脱走」昭和38年の8月に日本公開されたアメリカ映画。第二次大戦中のドイツ軍の捕虜収容所からの脱走をテーマとした壮大な戦争娯楽作品。
主演のスティーブ・マックイーンをはじめ、チャールズ・ブロンソンやジェームズ・コバーンなど豪華な配役陣でも話題となった。エルマー・バーンスタイン作曲のテーマ曲「大脱走マーチ」もマッチし、世界的な大ヒット作品となった。
現在でも洋画の定番として度々テレビ放映され、多くの映画ファンを魅了し続けている。
Silver Screen Collection/Hulton Archive/ゲッティ イメージズ
gooマスターズ「懐かしカレンダー」(毎日更新)
gooマスターズ(C) NTT Resonant Inc. All Rights Reserved.



小学生のころ、テレビで何度となくやっていた「タワーリングインフェルノ」と「大脱走」。
何度も見るうち、マックイーンのファンになってました。

ファンになると言っても、芳賀書店のシネアルバムシリーズを買うとか、それを見てスケッチブックに似顔絵を描いてみるとかその程度。
お金ないからね、今みたいにレンタルビデオなんかもないし。

でもかっこよかったな~。

「大脱走マーチ」も英語で覚えようとしました。
いろんな女の人の名前が出てくる、ぜんぜ大脱走とは関係ないような歌詞です。

ここのページに歌詞と訳詞があります。
歌も聴けますよ。


中学生になって、少し自由に映画館にもいけるようになったころ、彼の訃報が。
いまだに「ハンター」は見ていません。


走りきった・・・有一點累

2009年10月24日 | ☆エンタメ-映画
先週土曜に始まった「東京国際映画祭」
この1週間とても忙しかったデス。
その分楽しかったのですが。

17(土)朝から六本木へ『タレンタイム』鑑賞。夜水泳。
18(日)部屋の掃除。夜泊り客あり。
19(月)自転車通勤開始。往復自転車。
20(火)自転車出勤。午後から半休。六本木で『心の魔』鑑賞。夜パーティーへ潜入。
21(水)夜中国語レッスン、自転車で帰宅。
22(木)往復自転車通勤。夜池袋でライブ。終電で帰宅。
23(金)自転車出勤。恵比寿で夕食。その後六本木へ。終電で帰宅。
24(土)土曜出勤。夜恵比寿の美容室へ。

昨日のホー・ユーハン監督。
夜の上映後、サイン攻めにあってました。(この写真は、最後の一人にサインしているところ)


「心の魔」主演女優のジェーン・ン・メンホイさんと監督。いい表情です。


携帯でとったので光不足でぶれていますがご勘弁を。


そうなのです。昨日は友人と食事したあと、夜11時近くに六本木へ行ったのでした。上映後の監督らを「出待ち」!してしまいました。

YOKOの好きなもの羅列

(順不同)地図、河岸段丘、保存樹木、宮本常一、縄文時代と日本の古代、文明開化と江戸時代、地方語、水曜どうでしょう、シャーロック・ホームズ、SHERLOCK(BBC)、陳昇、John Mellencamp、Kate Bush、イ・スンファン、カンサネ、1997年以前の香港映画、B級コメディー映画、SNL、The Blues Brothers、台湾、旅行の計画、イタリア、エステ、宮部みゆき、ショスタコーヴィチの交響曲5番、森川久美、のだめカンタービレ、くまモン
台湾旅行一覧 ただいま64回
海外旅行一覧 ただいま123回?