友人に誘われて
牧野記念庭園にいってきました。
【企画展】漫画『ドミトリーともきんす』の住人 牧野富太郎
という展示を見に行ったのです。
そもそもなぜそのような話になったかというと、先日つくばに行ったときに「朝永振一郎」氏の記念室を訪れて、面白かったといったところから、その高野文子氏の話題作漫画
『ドミトリーともきんす』の話になり、本貸すよ。どこかで会う?じゃ今練馬で展示があるから一緒に行く?という話になったのです。
練馬の大泉学園というところにあります。
もう20年は行ってない場所ですが、副都心線が東横線と相互乗りいれて以来、うちの方(東急沿線)からもアクセスがよくなりました。
大泉学園駅
発車ベルが「銀河鉄道999」のテーマ曲だったので、不思議に思っていたら、メーテルがいました。
見回すとドトールコーヒーショップの前に「車掌さん」(おそらく実物大)もいました。
そして大泉学園が日本アニメ発祥の地であるとの説明がありました。
松本零士氏のサインもありました。
車掌さん、駅長さんに昇進?!!
大泉と言えば東映ですものね。
大学時代の友人が東映に就職し、最初に住んだのが大泉学園だったことを思い出しました。
それからあ、大泉学園と言えば昔懐かしい「がんばれロボコン」のロケ地ですね。
もしやあれも東映の作品では?
・・・・・しらべたらやっぱり東映でした。
駅前で友人とおちあい、歩いてすぐの「牧野記念庭園」へ。
ここは、植物学者の牧野富太郎博士が94歳で亡くなるまで住んだ家の跡地だそうです。
個人宅の庭なので(そもそも借地だったらしい)それほど広いところではありませんが、牧野博士が植えた植物の競演!という感じで、(しかもそれぞれの植物にちゃんと名前が書いてありました。)楽しめました。
しかも入場無料。
敷地全図。
展示棟は3つ。
博士の書斎を移築して鞘堂に入れたもの。
常設展示室。
企画展示室。
入り口近くの事務棟には並んでセミナー室のようなものもありました。
博士の書斎。
写真の展示もありましたが、ご存命中は標本、資料、書物がうずたかく積まれており、足の踏み場もないような状態だったようです。
そのためもともと2階にあった書斎は、床が抜けそうになり、1階に移されたとか。
博士の直筆の色紙。
博士は絵も上手ですが字もキレイですね。
昭和31年元旦のものは、さすがに文字が震えているようにも見えますが。
亡くなる1年前のものですね。95歳とあるのは数え年でしょうね。
「学問は底の知れざる技芸也」博士のお言葉です。
ここへ来た目的はこの企画展示を見るためです。
漫画の原画展。
こちらも入場無料で展示室一部屋に小ぢんまりと展示されていました。
原画っていいですね。
いっしょに行った友人にこの漫画を貸してもらいました。
読むのが楽しみです。
庭園。
いろいろな草木、樹木が植えられています。
「エゴノキ」がちょうど花盛りでした。
初めて名前を知りました。
でも花が咲いていなかったら次見た時には判別できないでしょうね。
エニシダかな?
大泉学園駅ちかくの甘味処 華樓(ガロ)でかき氷。
友人はナポリタンを食べました。
お昼時だったのでわたしも食事系にしようかと思ったのですが、周りのお客さんが全員かき氷を食べていたので、ついオーダー。
缶詰じゃないアズキ、おいしかった。
全部自家製だそうですよ。
ここは年中かき氷をやってらっしゃるのだそうです。
午後は大泉学園駅からバスに乗って、井の頭公園へ行きました。
そこでも楽しいことがあったのですが、その話はまたの機会に。
本日知ったこと
・鞘堂とは、古い家屋などの保存のために作る覆い屋のこと。
・エゴノキの花
・牧野富太郎博士がきれいな字を書く事
・植物採集の必需品「ドウラン」牧野式胴乱というのがあるらしい
・ムラサキという植物
・松竹梅