10月16日の台湾での封切り直後に見ることができました。ラッキー。
この映画のことは日本人の台湾好きの方から教えてもらいました。
ちょうど岡部さんの講演も聞きに行ったし、すごくいいタイミングでした。
見に行ったのは、宿の近く西門町のシネコン。
西門町は映画の街でもあるのです。
チケットはコンビニでも買えるんですが、宿から劇場が近かったので前日に窓口まで行って買いました。窓口で買えば手数料いらないし、席も選べます。
前売り買ってて良かったです。土曜日だったせいか満席でした。
場所柄なのか、若い人が多くて意外でした。
台湾の若者たちが、こういう日本人がいたってことを知ってくれるのはとても嬉しいですね。
映画の内容は、ドキュメンタリーです。
戦前台湾で生まれ育ち、終戦で日本へ引き揚げてきた、いわゆる「湾生(わんせい)」を中心に取り上げています。ほとんどが日本語で進行していくので、字幕を見る必要もなくストレスなく理解できました。
映画のプロローグとエピローグには、先日高崎の岡部さんの講演会のお世話をされていた、清水さんが登場していてちょっとびっくりしました。
引き揚げ後、生活基盤を日本に移しても台湾への望郷の思いがつのり、生まれ育った場所や昔の知り合いを尋ねあるく湾生に密着する部分、また親は日本人ながら、台湾人に里子に出されて育った湾生の子や孫たちが、彼女の日本人の母の墓を日本で探す課程に密着する部分、その他いろいろな湾生がでてきます。特に東部の花蓮港あたりで開拓移民として入植した人たちは、自分たちの耕した土地ということもあるのか、故郷への思いが強烈なようでした。
湾生の望郷の念に思いをよせると心が絞られるような切なさを感じました。
台湾での評判も「ハンカチが手放せない!」というようなものだったようです。
場内からは鼻をすする音がひっきりなし。
私もこみ上げるものをこらえながら最後まで見終わりました。
湾生の子供らが、自分の親がなぜこんなに台湾にこだわるのか理解できない、という話も出てきます。この辺、ただノスタルジーに終わらず、歴史を今へとつなぐ視点だと感じましたし、人間の普遍的な性分を描いた部分ともいえると思いました。(実は私が一番深いな~と思ったのはこの点でした)
自分が湾生の子孫であるということを別にしても、いろいろ考えさせられる映画でした。
湾生の一人として登場する冨永さん、とても魅力的なおじいさんで、機会があったらぜひお目にかかりたいと思いました。なんでも封切初日には台湾に招待されて舞台挨拶があったとか。台湾の観客の前で、台湾語であいさつして大うけだったとか。
冨永さんが台湾語を話すシーンは、私の見た劇場でも「どわっ」と盛り上がっていました。
また映画の中で、湾生の戸籍が今も台湾の役所に保管されているというくだりが出てきます。
うちのばあちゃんのもあるのかな?
もしあるなら見てみたいとおもいますが、映画の公開で同じことを考える日本人が急増して、台湾の役所に迷惑かけるかもしれませんね。
映画《湾生帰郷物語》7分間予告篇
<台湾>「湾生」という日本人…ドキュ映画が大きな反響(毎日新聞)
終戦から70年、「湾生」と呼ばれる人もどんどん少なくなっていきそのうち忘れられていってしまうでしょうね。
日本でも公開されるといいなぁ。
というか、日本でこそ公開すべき映画ですね。
その時はぜひうちの家族にも見てほしいと思います。
この映画のことは日本人の台湾好きの方から教えてもらいました。
ちょうど岡部さんの講演も聞きに行ったし、すごくいいタイミングでした。
見に行ったのは、宿の近く西門町のシネコン。
西門町は映画の街でもあるのです。
チケットはコンビニでも買えるんですが、宿から劇場が近かったので前日に窓口まで行って買いました。窓口で買えば手数料いらないし、席も選べます。
前売り買ってて良かったです。土曜日だったせいか満席でした。
場所柄なのか、若い人が多くて意外でした。
台湾の若者たちが、こういう日本人がいたってことを知ってくれるのはとても嬉しいですね。
映画の内容は、ドキュメンタリーです。
戦前台湾で生まれ育ち、終戦で日本へ引き揚げてきた、いわゆる「湾生(わんせい)」を中心に取り上げています。ほとんどが日本語で進行していくので、字幕を見る必要もなくストレスなく理解できました。
映画のプロローグとエピローグには、先日高崎の岡部さんの講演会のお世話をされていた、清水さんが登場していてちょっとびっくりしました。
引き揚げ後、生活基盤を日本に移しても台湾への望郷の思いがつのり、生まれ育った場所や昔の知り合いを尋ねあるく湾生に密着する部分、また親は日本人ながら、台湾人に里子に出されて育った湾生の子や孫たちが、彼女の日本人の母の墓を日本で探す課程に密着する部分、その他いろいろな湾生がでてきます。特に東部の花蓮港あたりで開拓移民として入植した人たちは、自分たちの耕した土地ということもあるのか、故郷への思いが強烈なようでした。
湾生の望郷の念に思いをよせると心が絞られるような切なさを感じました。
台湾での評判も「ハンカチが手放せない!」というようなものだったようです。
場内からは鼻をすする音がひっきりなし。
私もこみ上げるものをこらえながら最後まで見終わりました。
湾生の子供らが、自分の親がなぜこんなに台湾にこだわるのか理解できない、という話も出てきます。この辺、ただノスタルジーに終わらず、歴史を今へとつなぐ視点だと感じましたし、人間の普遍的な性分を描いた部分ともいえると思いました。(実は私が一番深いな~と思ったのはこの点でした)
自分が湾生の子孫であるということを別にしても、いろいろ考えさせられる映画でした。
湾生の一人として登場する冨永さん、とても魅力的なおじいさんで、機会があったらぜひお目にかかりたいと思いました。なんでも封切初日には台湾に招待されて舞台挨拶があったとか。台湾の観客の前で、台湾語であいさつして大うけだったとか。
冨永さんが台湾語を話すシーンは、私の見た劇場でも「どわっ」と盛り上がっていました。
また映画の中で、湾生の戸籍が今も台湾の役所に保管されているというくだりが出てきます。
うちのばあちゃんのもあるのかな?
もしあるなら見てみたいとおもいますが、映画の公開で同じことを考える日本人が急増して、台湾の役所に迷惑かけるかもしれませんね。
映画《湾生帰郷物語》7分間予告篇
<台湾>「湾生」という日本人…ドキュ映画が大きな反響(毎日新聞)
終戦から70年、「湾生」と呼ばれる人もどんどん少なくなっていきそのうち忘れられていってしまうでしょうね。
日本でも公開されるといいなぁ。
というか、日本でこそ公開すべき映画ですね。
その時はぜひうちの家族にも見てほしいと思います。