キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

往復はがき

2016年11月07日 | ☆記憶
昨日、女子高校生が遊びに来た。
今年7月に亡くなった私の学生時代のルームメイトの一人娘。
50日祭のころにお参りした時、ことのほか話が盛り上がったので、今度はうちに遊びにおいで、と誘って実現したもの。この子がまだ小学生の頃に両親と遊びにきたことはあるけど、今度は一人。さぁどんな感じかな?私も夫も楽しみにしてこの日を待った。

部屋を掃除して、駅まで迎えに行き、夫の手料理でおもてなし。
手ぶらでおいでといったのに、カステラ持ってきたよ。
お行儀イイネ~。

ご飯食べながら、ずーっとおしゃべり。
ご飯終わって、デザートになって、お茶になってもずーっとおしゃべり。
さすが女子高生、しゃべるしゃべる。

「私の知ってるお母さんは、当たり前だけどずっとお母さんだから、その前のお母さんに興味ある」

いうので、学生時代のアルバムを引っ張り出して見せながら昔話をしたり。

昔のものが入ってるダンボール箱をごそごそしてたら、彼女から来た手紙の束が発掘された。
大学の二次試験で知り合った(なんと受験の宿で相部屋だった!)直後、入学前の春休みに届いた手紙。
まるで日記みたいな文面、私も何十年ぶりに読み返した。

「お母さんの字、丸くて読みやすい。こんな字が書きたいなぁ」
「面白いこと書く人だね」

彼女は母親のことをとても尊敬しているよう。
客観的に評価してるようでもあり、この精神的成長はすごいなぁ。

「結婚するなら、両親のような夫婦になりたい」
ともいう。
こういう風に育ったのは友人の功績なんだろう。



手紙の束を見返していたら、社会人1~2年目頃のものが出てきた。
就職で故郷にもどった友人から、細かい字で表も裏もびっしりと書かれた葉書がたくさん届いていた。仕事でこんなことがあったとか、車をこすって相手との交渉に気がめいるとか、やっぱり日記みたいなことを延々書いてある。

こんなのもらってたっけ?

束の下から往復はがきが出てきた。

「ずっと一方的に葉書送ってるけど、今日は往復はがきにします。これならYOKOさんも仕事忙しくても返事くれるんじゃないかな?」

と書いてある。
でも、その往復はがき、返信用の部分もついたままになってる・・・ということは?

返事出してないのか!私!!

返信用部分を見ると、私もちゃんと書き込みもしてて、返事を出そうという気持ちはあったみたいなのだけど・・・・。そのころの私は毎日深夜まで働いていた。気持ちの余裕がなかったんだろうな。
いずれにしても、私の送った手紙は手元にないから、すべてが一方通行の形になっているわけで、もはや詳細はわからない。忘れてるし、その返事を出したかなんて、わたしたちの付き合いに大した影響なかっただろう。


でも、彼女が亡くなった今になって、出さないままになってしまった往復はがきがでてくると、心がちくりとする。


心残りがあることはこれからは彼女の娘に返していけばいい。
彼女の娘の中に友人が生きているのを感じた。
こういう形で、関っていけるのは幸運なんだろうな。


夕方、彼女を駅まで見送って、夫が一言
「あの子、まだ17歳だけど、なんだかもう我らの友だちみたいだね」
ほんとにね。

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