
運河がたくさんあったころの横浜中心部の地図(濱ブリッジのサイトから)
横浜中心部(中区)は干拓地、埋め立て地が多く、以前はたくさんの運河が走っていました。
しかし、主な交通が陸上へ移るにつれ、運河の多くが埋め立てられたり、暗渠になったりしていて、川や運河は放置され汚れていき、次第に目を背けられる存在になってしまったそうです・・・。
近年大岡川を中心に美化運動が盛り上がりつつあり、その一環で11月16日(土)に「よこはま運河チャレンジ」というイベントが行われるそうです。
いろんな催しが企画されているようですが、私が気になったのはコレ
堀川~中村川~大岡川~ハンマーヘッド~山下埠頭などを川船で回るというもの。海側はいまでも「シーバス」などで体験できますが、堀川~中村川~大岡川の川の部分は、定期便など無いしまたとないチャンス。
プレイベントとして日曜日にも体験乗船やってたので出かけてきました。
船の本数はそれなりにありますが、小さな船だし、並ばないと乗れないかな?なんて心配してたのですが・・・ガラガラ。
拍子抜け。
なぜ?
こんな楽しそうなイベントなのに?
どうして誰も来ないの??

元町と中華街をむすぶ「前田橋」付近に作られた仮設の桟橋。
観光客がどっと押し寄せるエリアなのに、閑散としてします。

朝から出かけて、お昼に出る船のチケットを買っておきました。
「ベネチア」という細長い船です。

受付のところ。
行列できてるかと思ったのに・・・・。

奥の青いライフジャケットの人たちは、大学生のボランティアガイドさんです。マイクを使って、川の歴史などを話してくれます。

前田橋から堀川をさかのぼります。
「西の橋」のところにある、なぞの船というか桟橋というか‥‥

JR石川町駅の下をくぐります。

溶接技術が導入されるより前のピンでつなぐ工法の橋としては日本に現存する最古の橋らしいです。
中村川の「浦舟水道橋 」
もともとは「西の橋」として明治26年にかけられたものだそうです。

中村川と掘割川と大岡川のジャンクション。
蒔田(まいた)公園のあたり。
ここ、自転車で通るときはとても道が渡りにくいのだけど、船だとスムーズ。もともとはこっちが主役だったのだと納得。

大岡川に入ると、上に覆いかぶさっていた首都高速の高架もなくなり、開放的な船旅です。京急線も見えます。
電車は撮り損ねました。

橋の下を通るときはこんなすれすれになります。

「人」という字をモチーフにした「一本橋」(昭和3年10月竣功の震災復興橋 )
彫刻家澄川喜一の作とのこと。
船から見ると「入」に見えちゃいますね。

道慶橋 どうけいはし(昭和2年9月竣功の震災復興橋 )

京急線を走る電車を捉えました!

太田橋(昭和3年1月竣功の震災復興橋 )

日ノ出桟橋に到着。
約40分の船旅でした。

ここは常設の桟橋。
悪臭を放っていた(らしい)大岡川も管理奇麗になっているそうです。
川岸にはたくさんの桜が植えられていますし、桜の時期にこういう企画があったら是非また乗りたいと思います。