今回の岡山行の目的、メインイベントはこのコンサートです。
ウィーンで活躍しているソプラノ歌手の森野美咲さんと、ピアニストの木口雄人さんが「ブラームス国際コンクール」に出場し、そろって優勝したのを記念する凱旋リサイタルだそうです。
このふたりは岡山出身、なんと高校の同級生なのだそう。
大学からはそれぞれ別の道を歩んでいたのですが、ウィーンで再会し、コロナで音楽の舞台も減ってしまい、「それなら、コンクールに出てみようか」とデュオを組んで出たのがブラームス国際コンクール。そこで、森野美咲さんは優勝、木口さんは伴奏者の1位、二人でダブル受賞になったそうです。
そんな二人の故郷岡山での凱旋コンサートなので、特別です。
夫はこの二人をずいぶん前からフォローしていたようで、Youtubeなどもよく見ています。東京でもコンサートあるのですが、わざわざ岡山のチケットも買ったのはそんな意味があるからのようです。
会場はルネスホール。
旧日本銀行岡山支店の建物を使ったホールです。
近代遺産ですね。
中には公文書金庫室を使ったカフェもあります。
その名も「公文書カフェ」
あ!岡山市内のレキシ地図。
歩いてきた商店街のにぎやかだったころの様子などもわかって楽しい。
ルネスホールの内部。
美しい。
終演後の様子。ぎっしり入れて250席だったようです。
ポスター
終演後には二人によるサイン会も開催。
夫いわく「もうあと数年したら、こういうことできなくなるよ」とのこと。
地元での久しぶりの開催。
お二人もとてもうれしかったようで、岡山弁でのトークもたくさんで、客席からの拍手も力のこもったもので、とてもいいコンサートだったと思います。
歌もそりゃぁよかったのですが、ピアノがクローズアップされる詩の朗読に合わせた即興演奏。また現代音楽の内部奏法(ピアノの箱の中を直接触って演奏)などの趣向もあって、飽きさせない面白いコンサートでした。
森野美咲さんのうた、はじめて生で聞きましたが素晴らしかったです。
むかしから声楽にはほとんど興味なくて、あまり聞いてこなかったのですが、うまい人の歌はすごいんだなーと感心。
5/17には東京のリサイタルもいく予定。
楽しみになってきました。