先日テレビを見ていたら小金井の「はけの道」というところが紹介されていました。なかなか面白い地形だったのでいつか行ってみたいなと思っていたら早々にチャンス到来。仕事でその近くまで行くことになったのです。
11月にしては異常なほど暖かい日の午後客先から足を伸ばして行ってきました。
大森武蔵野苑。
邸宅のようです。
門前のさくらの老木が見事。
すぐのところに、「はけ」=崖
があります。
この下は野川の河川敷になり武蔵野公園として整備されています。この階段のおかげで楽に降りることができました。
97段階段があるらしいですが、たしかにかなりの高低差です。下まで降りるとの野川の河川敷、遊歩道がきれいに整備されています。
運動場のように見えますが、ここは野川の調整池らしいです。
野川はどこに川があるのか分からないほど小さな川ですがそれでもやはり大雨が降れば氾濫の危険があるのでしょうね。
天気のせいか何もかもが美しく見えました。
畑が広がり雑木林に囲まれた家があり柿の木がありました。ぽっかり出現した里山の風景です。
その昔はたぬきも出たのでしょうね。
現在のはけの道。
畑が広がり雑木林に囲まれた家があり柿の木がありました。ぽっかり出現した里山の風景です。
その昔はたぬきも出たのでしょうね。
現在のはけの道。
右側が崖。左が野川方面。
まっすぐ行くと、
テレビで紹介されていた辺りに来ました。はけの小路です。
ハケというのは日本の古代からの言葉で河岸段丘の崖を指すようです。そしてそこには大抵綺麗な湧水があり、こんこんと清水がわく水源になるようです。
私の故郷熊本の八景水谷(はけのみや)をすぐに思い出します。
このハケの道はいわゆる国分寺崖線にあたり、今の多摩川からは随分離れていますが昔多摩川がこの辺りを流れていた頃に作った河岸段丘だということです。
はけから湧き出した水はこういう小さな流れとなって今の野川の方へ注いでいるようです。
美術の森緑地ここには小さな美術館とカフェがあるようです時間がないので建物には入りませんが、この庭に小さな池があってそこから水が湧いているのがテレビで紹介されていました。そこ見に行きたいと思います。
この池の中の四角い石のところが泉です。水が湧いていますが、びっしり浮かんだ落ち葉で見えなくなってますね。
この庭はそのまま崖の上まで続いているようです。ここを上がって駅まで行きましょう。
上まで行って分かりました。ここは大岡昇平ゆかりの場所だったようです。武蔵野夫人というベストセラー小説がこの近所で書かれたようで、まさにここがその小説の舞台だったのですね。
後から調べてわかったのですが、さっき通ってきた「むじな坂」のところに大岡昇平が武蔵野夫人を書いた時に滞在した
家があったようです。
最後はここ武蔵小金井駅から電車に乗りました。初めての場所を歩くのはとっても楽しいですね。
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