先生の講演のあとは、仙北市民会館から場所を移して「思い出の潟分校」での夕食会です。
市民会館前からシャトルバスが出て、潟分校まで参加者を運びます。
この夕食会が楽しみで楽しみで、私の中ではこれがメインイベントです。(とにかく小澤先生から5年前の20周年の時に、この夕食会がどんなに楽しかったか、さんざん聞かされたことがこの25周年大会に行こうと思った動機ですから)
市民会館にいるときに雨が降ってきました。
あら~夕食会は校庭でやるはずなのに、大丈夫かしら??
私たちは、秋田在住の同級生の自家用車で会場へ向かいましたが、途中で空が明るくなってきました。
あ!虹が出てる!
すごい~。きれい~。
虹をよく見ようと車を停めて外に出たら、向こうから秋田犬を連れて散歩してる人が!
わ~!
秋田で秋田犬。
うれし~。
奇跡のような出来事。
ものすごいパワーを持ってる人がいますね。
小澤先生かな?やっぱり。
会場の「思い出の潟分校」に到着してびっくり!
雨天に備えて、テントを張るとは聞いていましたが、こんな立派なテントだとは思ってませんでした。
5年前は、運動会のテントだったそうです。
地元のみなさんの歓迎ぶりに頭が下がります。
校庭にずらり並んだテーブル。
そして地元の皆さんが用意して下さった郷土料理など。
屋台形式で、好きなものをもらってきてテーブルで食べる形式です。
鶴の湯さんの名物「山の芋鍋」とか虹の豚の焼きトン。美味しかった~。
日本酒もありました。
この「思い出の潟分校」は昭和40年代まで使われていた小学校を、乳頭温泉鶴の湯の社長さんが私財を投じて修復保存されている施設です。小澤先生がその精神にほれ込んで、ここで昔ばなし大学の勉強会を開かれたのが発端で、今に続くお付き合いとなっているのだそうです。
去年の夏にもここを訪れましたが、ほんとに素敵な場所です。
建物だけでなく、ここを守っている人たちもいい方ばかりで、今回再会できたのが嬉しかった。この分校の校区には「千葉」さんと「三浦」さんばかり住んでいらっしゃっるそうで、会う人会う人、千葉さんか三浦さんなの。前回校内を案内してくれた千葉さんにも三浦さんにも再会できました。
実行委員長さんの司会。
この方、「山のはちみつ屋」さんの社長さんです。
前夜祭のなまはげからずーっと大活躍でした。
この社長さんには7月にもお世話になったので、お土産持っていったら、結局帰りにまたお土産いただいちゃいました。ほんとありがとうございます。
地元の伝統芸能の表演などもあり、楽しませていただきました。
夕食会はにぎやかに楽しく進行しました。
すっかり雨は上がりました。
ちょっと寒かったけど(ストーブ置かれていました)
イワナが焼かれていた囲炉裏(みたいなもの)にあたって温まらせてもらいました。
潟分校でお料理をしてくださってる、地元のお母さんたちと記念写真。
7月にもお世話になったので、今回東京のお土産持って訪ねました。
山菜のこととか何でも知ってるかっこいいお母さんたち。
お母さんたちの作ってる「いぶりがっこ」が普段は分校で販売されてるんですが、今回はなくて残念!別のいぶりがっこ買って帰ってきたけど、やっぱり味がちがう~。またきっと買いに行きます。
この写真撮ろうとしてたら、どこからか、小澤先生がやってきてすーっと合流しました。
先生はこのお母さんたちととても仲良しなんです。
いろんな方とお話して、ほんとに楽しい会でした。
(おまけ)
宿までの帰り道、これも同級生の車で送ってもらったのですが、先生のドイツの友人ウドーさんも一緒に帰ることになりました。ウドーさんは先生が毎年昔ばなし大学の受講生と行ってるドイツ旅行の時のバスの運転手さんです。25周年大会のためにわざわざドイツから(自腹で)駆けつけてくださったんだとか。
私たちは初対面ですが、(英語で)いろいろお話しつつホテルへ向かいました。
途中で同級生が道がわからなくなり「ここ右折だっけか?」と車を停めてナビで確認しようとしました。その時ウドーさんが「ここはまっすぐだよ。宿から来るとき曲がるところはなかったはず」と言い出しました。そしてその言葉の通りだったのでした。
さすがはバスドライバー。プロですね!
外国に来てても、道を見てるんだなぁ。