私がいつも行く理髪店の主人が言った。
「この間 3 時間ぐらい落ち込んじゃいましたよ」
「へーえ、何かあったの?」
「指を鋏で切っちゃったんですよ。骨が見えるほど深く」
「一体どうして?」
「お客さんが急に頭を動かしたんで・・・」
「へーえ、災難だったね。何針か縫ったの?」
「そんなことしたら、しばらく営業できなくなっちゃうでしょう。自分で処置しましたよ」
主人の話によると、まずしたことは、ネットで「手当の方法」を探し、札幌 森の宮東鳳院の処置法に従って止血。
その方法とは、手を頭上に挙げ指をかすかに振動させるのだそうだ。
傷がかなり深かったので、3 時間ぐらい閉店にし、完全に止血したことを確かめて再び開店したそうな。
話を聞いて私もこの情報を調べてみたが実に分かり易く指南していることに感心した。
でも、私だったら手を切ればうろたえるばかりで、理髪店スマイルの主人のようにはとうてい行動できなかっただろう。
落ち込んでも 3 時間で立ち直ったのは実にエライ!。