柏西口一小通りにある中華の店“泰山”へ来た。
この通りが昭和チックでなんとなく気に入っていることと、「本格中華料理を目指す」との、この店のチラシに惹かれたからだ。
店の前の小黒板に、A マーボー豆腐ランチ 880 円から F 泰山特製豚のスペアリブのスパイス炒め 1200 円まで、6 種類のランチメニューが書いてある。
7 席あるカウンターに座り F を注文した。
25 人ほど入る小上がりの部屋、テーブル 4 つの小部屋が 2 つ。見かけより大きな店だ。
厨房では 2 人のコックさんが働いていた。
ランチが来た。スペアリブは 2 つ。唐辛子の辛さをきかせ、パプリカと落花生を絡ませてこってりと炒めてある。
他に、ライス、スープ。デザートは、かぼちゃのプリンを選んだ。
「本格中華に近かったか」と自問してみる。大体、「本格中華」なるものを知らない。実は、“スペアリブ”が骨付き肉であることも知らなかった。唐辛子のせいでかなり辛かったことは確かだ。義歯の私には、柔らかな“マーボー豆腐”のほうが相応しかったかもしれない。
でも、リブ(r i b )肋骨 の名がついた料理で、デザートつきを食べたことで満足した。