旅の窓

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『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション153 「923形T5編成ドクターイエロー弁当」(新神戸駅)

2022-05-01 09:55:46 | 駅弁コレクション
【923形T5編成ドクターイエロー弁当】(新神戸駅)
                             2022.5.1投稿

2012年(平成24年)4月7日
 マエダ「全国有名駅弁大会」で購入 価格1,050円
                        [製造元](株)淡路屋

 923形T5編成「ドクターイエロー」の写真が載った、窓付きパッケージ(箱)です。


 側面には、「T5編成」「ドクターイエロー」の説明が書かれています。


 容器は923形T5編成「ドクターイエロー」の先頭車両の形状をデフォルメした陶器製です。


 カレーピラフの上に、さつまいもの甘煮・オムレツ・エビフライ・スパゲティ・インゲン・人参煮・スコッチエッグが載っています。


 2011年(平成23年)年9月1日に発売が開始された、鉄道事業用車をテーマにした初の駅弁のようです。
 『ドクターイエロー弁当』は、今では複数業者から販売されていますが、陶器製の容器はこの駅弁だけです。


 2016年(平成28年)10月14日にデザインがリニューアルされ、それまで丸かった先端部分が、細く長く、より実物に近い形状となりました。


 製造元の淡路屋は、明治時代初期には「淡宇」の屋号で、大阪・曾根崎新地で料亭を営んでいたそうです。
 駅弁販売開始は1903年(明治36年)、かつての阪鶴鉄道(尼崎から福知山を経て舞鶴を結んでいた鉄道路線)池田駅。その後各駅を転々とし、第二次世界大戦敗戦後の食糧難期に、当時の運輸省より神戸駅の駅弁店となることを要請され、それを受けて神戸駅へ移転し現在の礎を築いたようです。
 かつては六甲道駅、三ノ宮駅、元町駅、明石駅など神戸市周辺の主要駅で駅弁を手広く販売していたが、2020年(令和2年)3月現在直営店があるのは神戸駅・新神戸駅・西明石駅・芦屋駅のみとなっています。
 なお、日本初の加熱式駅弁は、1987年(昭和62年)に淡路屋から『あっちっちスチーム弁当』として発売されました。
『あっちっちスチーム弁当』は商標登録され、今でも淡路屋の加熱式駅弁にはロゴマークが付いています。




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