四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

ベニシジミとスジグロシロチョウ

2012-04-06 15:05:00 | 
暖かな日が続き、多摩丘陵では次々に今年初めての蝶たちが出現しましています。

ベニシジミ
ベニシジミはスイバやギシギシの葉裏などで越冬し、3月頃に蛹になり羽化する蝶です。


ベニシジミ(町田にて、4月1日 10:09)

4月1日に、明るい丘陵の芝生で飛んでいるのを見付けました。





朝は体温を上げるのが先らしく芝生の間で休止する時間が長く、吸蜜シーンは見られませんでした。
そろそろ出現の時期なので、昨年タンポポ吸蜜していたこの場所を思い出して訪問したら、今年の初見が果たせました。その後、あちこちで見かけています(4月8日記)。

スジグロシロチョウ
スジグロシロチョウは蛹で越冬し、3月下旬~4月上旬に羽化します。ムラサキハナナ(食草)の分布拡大で市街地でも勢力を広げたといわれています。



菜の花の咲いている畑でスジグロシロチョウが飛翔するのを見付けたので、そこに陣取り、昼食にしました。



蕗の葉に止まったので、スジグロシロチョウと確認できました。これが今年初めての目撃です。


スジグロシロチョウ(町田市にて、4月2日 11:50)



そのうち、菜の花で吸蜜を始めました。最初は警戒して飛び去ることもありましたが、次第に慣れて、花から花へと移動しつつ吸蜜する姿を接近して撮影することができました。

アカタテハ
同じ場所で、アカタテハを今年初めて見ました。キタテハやルリタテハと同様に成虫で越冬しますが、不思議なことに今年になって目撃できていませんでした。


アカタテハ(4月2日 11:45)

次はどこで何蝶に会えるでしょうか。
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