四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

丘陵と谷戸でお花見

2012-04-18 16:47:00 | 南多摩
少し前ですが、花見を兼ねて丘陵と谷戸を歩いた時の写真です。



小山田緑地で車を降りて歩きはじめると、谷戸の東向き斜面のタチツボスミレの近くで活発に飛び交い、蜜を吸うミヤマセセリの集団がいました。やはり朝の方が吸蜜シーンに巡り会いやすいと実感しました(4月12日 10:18撮影)。



トンボ池の東の尾根頂上付近で咲くスミレ。ノジスミレでしょうか。



フデリンドウが斜面の落ち葉から顔を出していました。今年初めて見付けました。



トンボ池の上に咲く満開のソメイヨシノ。ここと大泉寺の桜が素晴らしいと、すれ違った男性も話していました。しばらく桜の下の芝生で桜を見上げながら休憩していると、芝生の斜面では春の陽気に誘われてスジグロシロチョウやモンキチョウが気持ちよさそうに飛んでいました。静かな花見気分を味わうことができました。



その後少し離れた谷戸へ。日向の斜面に、クサボケが点々と咲いていました。今頃の谷戸を彩る印象的な花だと思います。



桜の咲く谷戸に着きました。ここには、新緑の頃、初夏の田植え後、秋の稲刈り後など、幾度となく来ていますが、谷戸の奥の小さな丘に植えられた桜に巡り会えたのは初めてです。桜の種類はヤマザクラ。控えめな桜ですが、平和な風景が広がっていました。

4人の女性グループが桜の下で談笑していました。蝶の撮影もしていると話すと、まだ蝶は見ていない、という傍から「あ、飛んでいる」と少し向こうを飛ぶモンキチョウ、スジグロシロチョウの方を指差していました。いつも思うのですが、蝶はその気にならないとあまり目に入らないようですね。



畦に、カキドオシの花が咲いていました。撮影していると、昔からここに通っているという男性が話しかけて来られ、昔はもっと色々な花が咲いていたが、ここで時代劇のロケが行われてからこの場所が知られて荒らされてしまった、と残念がっていました。ここは電柱のない、貴重な場所のようです。



帰り道で見つけた白いスミレ。今年は随分多くの種類のスミレを見つけました。


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