四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

ウラギンシジミがいよいよ越冬開始か?

2012-11-30 20:18:00 | 南多摩
ウラギンシジミは、成虫で越冬する蝶です。今年の1月、谷戸の陽だまりに生えるヒサカキの葉裏に複数のウラギンシジミの越冬を確認していたので、この秋も同じ木の観察を始めていました。11月18日の段階では、葉裏に静止している個体も葉に触れただけですぐに飛び立ってしまい、まだ越冬態勢に入っていませんでした。


ヒサカキ葉裏のウラギンシジミ(11月29日、町田市)


同一個体

昨日も同じ木を観察したところ、2頭が葉裏におり、触れても飛び立つことはありませんでした。いよいよ越冬態勢に入ったのではないかと思います。


ツバキ葉裏のウラギンシジミ

別の谷戸へ足を運び、ツバキの葉裏を探したところ、少し高い位置(約3m)に見つけました(クリックすれば拡大して見られます)。

昨日は、合計4頭を発見しました。これからだんだん寒くなるので、さらに増えていくのかもしれません。これからの楽しみにしたいと思います。


キチョウ

暖かな谷戸斜面では、キチョウが夏から秋にかけての機敏な飛び方から明らかに緩やかな飛び方に変化していました。いよいよ最後の食事をして越冬するのでしょう。花で蜜を求めていました。写真は、日が傾き始めて、最後の陽を浴びたり草の葉裏に隠れたりを繰り返していたキチョウです。
その他の蝶では、ルリタテハ、モンキチョウ、ベニシジミ、ツマグロヒョウモンを見かけました。


アキアカネ♂

アキアカネも多く残っていました。やはり日向に止まる光景が多く見られました。

11月29日の天気:晴れのち曇り、最高気温15℃、最低気温0℃(八王子)
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京都へ(6) 大覚寺

2012-11-30 14:56:00 | 
大原を歩いた翌日は、嵯峨野を散策しました。朝一番で大覚寺を訪れると、まだ人影が少なく、静かに回ることができました。


式台玄関

式台玄関の前には、嵯峨菊が並んで飾られていました。


嵯峨菊

嵯峨菊は大沢池の菊ケ島に群生しており、嵯峨天皇がその可憐さに惹かれ手折られたと伝えられています。観賞用には、1鉢3本仕立てで、花は先端に3輪、中程に5輪、下手に7輪とし、育成されます。御所の雪(白)、御所の秋(黄)、御所錦(朱)、御所の春(ピンク)などの色があります。大覚寺では毎年11月に一般公開されます。


五大堂


御影堂

各所に嵯峨菊が彩りを添えていました。


大沢池と心経宝塔

大覚寺の正式名称は、「旧嵯峨御所大覚寺門跡」といい、真言宗大覚寺派の本山です。嵯峨天皇の孫の恒寂入道親王が初代の住職に就かれました。

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