四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

山梨の蝶2

2014-05-27 10:30:00 | 甲州・信州への旅
5月23日
清春芸術村近くに宿泊し、清春白樺美術館を見たあと、Google Map上で決めた散策ルートを歩きました。


ダイミョウセセリ

清春芸術村の梅原龍三郎アトリエの庭で2頭のダイミョウセセリが円を描いて飛翔し競り合っていました。そのうちの1頭です。後翅にわずかに白帯が浮き出ていました。


甲斐駒ケ岳(11:01)


鳳凰三山

清春芸術村近くからの南アルプスの峰々です。


ウスバシロチョウ


トラガ

サラサドウダンには、ウスバシロチョウが来ていました。圧倒的に多く来ていたのがこの美しい蛾のトラガ(ヤガ科トラガ亜科)


ウラギンヒョウモン

林の中の径を進むと、開けた草地に幸先良くウラギンヒョウモンが現れました。標高700m位の高原なので、普通に発生しているのでしょうか。クモガタヒョウモンも飛んでいました。


草地の環境

ウラギンヒョウモンは、なだらかな斜面草地のハルジオンで吸蜜したあと、笹原の向こうに飛んでいきました。ウスバシロチョウ天国で、15頭位いました。クモガタヒョウモンは、明るい林内の木の間を縫うように移動していきました。
その後、階段上の田圃を通過。田植えの最中でした。再び林内へ。


クモガタヒョウモン♂ A


同一個体


クモガタヒョウモン♂ B とウスバシロチョウ

明るい林内の径から杉林の下り坂に入る手前の草地では、2頭のクモガタヒョウモンが花の上で姿勢を変えながら良いモデルを努めてくれました。杉林を抜けた明るい斜面の草地では、3頭のクモガタヒョウモンが目まぐるしく追飛している光景に遭遇しました。羽化直後のクモガタヒョウモン♂とウラギンヒョウモンがどういう環境で生活しているのか少し分かったような気がします。
森の中の坂を上り、長坂駅に向いました。

長坂から韮崎辺りまでの中央線の線路脇には、白い花房を付けたニセアカシア群落があちこちに見られました。

※トラガと教えていただいたみき♂さん、有難うございました。本文該当部分を書き換えました(5月27日 16:40)

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